■経営者は信用第一を心掛けないといけません!
先日、ある企業から電話があり、相談したいことがあるというので、その会社を訪問しました。
その会社の社長と面会し、今後、許認可業務の件で、手伝ってもらいたいという依頼を受けました。
また、その会社のホームページに関しても相談を受け、改善点等も聞いたうえで、専門業者に依頼をすることもお話ししました。
その後、会社の事務員から連絡を受け、再度、ホームページの件でお話をしたいということでしたので、会社を訪問いたしました。
約束の時間に到着し、会社の中に入りましたが、受付の事務の方から、「本日、社長は外出しております。」と言われました。
当方は「本日、面会の約束をしたのですが・・」と言いましたが、電話で話をした事務員が出てきて、「お待ちになりますか?」と言われました。
こちらも他にも予定がありましたので、「本日は面談はキャンセルにしてください」と話して、次へ行きました。
この社長は、完全にすっぽかしをやらかしたわけです。
これが、故意なのか忘れていたのかは定かではありません。
電話で呼び出した事務員から面談の日時を聞いていないということはありません。
この社長は、面談の際、口先だけ調子よいことを言っていましたが、本当に呆れてしまいました。
面談ですっぽかしを喰らうという経験は、本当に久しぶりでしたので、落胆というよりも唖然としてしまいました。
後日、その会社から連絡があれば、当然社長に問い詰めて、喧嘩になったでしょう。
業務依頼どころではありません。
やはり、それ以降、その会社からは一向に連絡はありませんでした。
後日、その会社のホームページを見ました。
これはひどい出来栄えでした。
いかにも素人が作成したようなもので、会社のホームページとしては、最低レベルでした。
創業して50年以上の会社であるにもかかわらず、ホームページすら満足に作成できていないということは、その会社の内情を示しているとも言えます。
経営者として、取引先との約束を守ることができないならば、取引が停止となるのは当然です。
そうすれば、業績も悪化し、従業員の雇用を維持することもできなくなります。
そのような当たり前のことができない経営者でしたので、こちらも三下り半として、これ以降、依頼を受けないことにいたしました。
経営者はその企業の先導役であり、中心にいるのですから、小さなことであっても守り通さなければ、未来はないということを自覚していただきたいものです。