■友情は適度な距離を保ちつつ、居心地の良い関係であるべきです!
世の中には、友情が大切だという人がたくさんいます。
しかし、友情というものほど、当てにならないものはありません。
学生時代は、家族以外は友人関係が占める割合が大半ですから、友情というものの絆やありがたみはよく理解できるのです。
その後、社会人となり、結婚して家庭を築くようになると、友達付き合いよりも仕事や家庭を優先するのは当然のことです。
20代の頃なら、学生時代の友人とたまに会うこともありますが、年数が経過するごとにその機会も少なくなります。
かつて同窓会に行ったことがありますが、その場でやたらと仲の良いグループがいました。
それぞれ仕事も家庭も持っているのですが、会社員同士で気が合うのでしょうか、50代になっても定期的に会っているようです。
その中のリーダー的な存在の者がこのように言っていました。
「僕らの友情はずっと続くんだよ」
これを聞いて、呆れました。
友情が続くのは結構なことですが、50代にもなっているのにもかかわらず、友情を強調するのは、どうかと思います。
ちなみにこのリーダーは、仕事は転職を繰り返したとのことで、中小企業でこき使われているようです。
途中入社の中小企業勤務では、退職金は期待できません。
また、会社の都合で、いつ首を切られるかもしれません。
仕事に関してはうまくいっているとは言えません。
また、プライベートでは子なし夫婦で、不妊治療をしたものの結果が出ず、夫婦ともども肩身の狭い立場のようです。
要するに仕事も家庭もうまくいっていないため、友情に走っているわけです。
話の内容を聞いている限り、昔話やら下ネタやらくだらないことばかり話していて、学生時代から1ミリも成長していません。
これではダメ人間であり、このグループはダメグループです。
ですから、このダメグループと関わりたくないので、スパッと縁を切りました。
友情を強調する輩は、本当に気を付けないといけません。
このような輩に関わるとろくなことになりません。
友情を強調する人は、友情を盾にあなたの生活をひっかきまわしにやってくるからです。
友情を強調する人とのトラブルとしては、
1.プライベートのことまで口を出してくる。
あなたの家庭のことを根掘り葉掘り聞き出してきます。
夜中に電話をかけてくることもあります。
そして、近所まで来たからと言って、勝手に家に上がり込むこともあるのです。
本当に図々しいので、気色悪いです。
2.金銭を貸してほしいと言い出す。
金に困っている場合は、金銭を貸してもらいたいと頭を下げてきます。
友人同士であっても金銭のやり取りは絶対にタブーです。
貸したら最後、絶対に返ってきません。
3.悪徳商法まがいの詐欺に走り出す。
副業やら事業を始めてうまくいかなくなると、ネットワークビジネスや不動産投資等の怪しげな投資話を持ち掛けてきます。
最終的には犯罪に巻き込まれることもあり得ます。
このように友情とは名ばかりで一線を越えて生活を脅かす存在となりえます。
そんなものは友情でも何でもありません。
迷惑な存在でしかありませんので、取るべき対策はたったの一つです。
それは、縁を切ることです。
何十年も続いた友情であっても、自分自身にとって、苦痛であったり迷惑であれば、さっさと縁を切りましょう。
縁を切るのは瞬殺です。
断ち切りたいと思った瞬間に縁を切れるのが友情なのです。
具体的な方法は、徹底的に相手を無視することです。
電話なら着信拒否設定にしましょう。
SNSならブロックしてください。
こうすれば、ます連絡は来ることはありません。
手紙等が来たら、読んでもいいですが、すぐに破棄してください。
読まずに相手の住所にそのまま封を切らずに送り返すのもありです。
万が一、自宅に来たとしても、絶対にドアは開けないこと。
ここまでやれば、相手には本気で縁を切りに来たということがわかるでしょう。
友情とは、本来、無理のない自然な関係のはずです。
相手に対して節度を持ちつつ、一定の距離を置くのが望ましいです。
土足で踏み込みような行為をすれば、友情などあっという間に終わります。
人生において友情は必要不可欠なものではなく、友人がいなくても全く困りません。
友達の数を自慢するのは、愚の骨頂です。
友情もほどほどにしておきましょう。