大学職員になった人の末路とは

大学職員になった人の末路とは

■大学職員はホワイトなのでおすすめですが、今後はきびしいです!

大学の同級生の中には、卒業後、母校に就職した者もいます。

当方の知るその者は、大学は2浪して入学しました。

勉強ができるという訳でもなかったのですが、経済学部で金融のゼミナールに入っていました。

当然、金融機関へ就職をめざしていたのですが、やはり、実力がないのが見破られて就職活動は失敗しました。

そこで、その者は、大学の寮に入っていたこともあり、大学職員に応募し、採用されました。

同級生からは、「大学に残るのかよ」と陰口は叩かれていました。

でも、就職先として捉えると、大学職員は非常に優遇されています。

ホワイトな職場のようで、ストレスフリーで働ける職場環境です。

なおかつ、給与も高待遇です。

その者も東京都内に一軒家を購入しています。

もし、金融機関に入っていたとしても、実力はなかったので、数年で退職に追い込まれた可能性は大です。

ですから、その者にとって大学職員になったということは、ラッキーであったということは間違いないようです。

大学職員と言っても、国立大学・公立大学・私立大学でそれぞれ異なります。

1.国立大学

国立大学の場合は、以前は文部省の国家公務員でしたが、現在は、国立大学法人が採用試験を行っております。

独立行政法人に採用されるということで、公務員という立場に違いはありません。

2.公立大学

公立大学の場合は、その自治体の職員になるということです。

都道府県あるいは、政令指定都市の採用試験を経て職員となり、こちらも公務員です。

3.私立大学

私立大学の場合は、民間企業のように、その大学の裁量で採用されます。

知名度のある大学であれば、学生も多いですし、将来も安泰です。

しかし、知名度のない地方の大学やいわゆるFラン大学と呼ばれるところは、定員割れを起こしていることもありますので、将来も安泰という訳ではありません。

大学そのもののブランドや意識が低く、学生も集まらなければ閉鎖や廃校になり得るためです。

国立や公立大学の職員になるのは難しい面もありますし、有名私立大学もやはり難しいです。

新卒で母校に入るのが一番入りやすいのですが、転職組も転職サイトを有効活用することで、職員として採用される可能性もあります。

就職や転職がきびしい時代ですが、大学職員になって、学生や教職員のサポートをするのも悪くはないと思います。

ただし、大学職員も以前は高待遇でしたが、少子化の影響もあり、今ではきびしい待遇となっています。

以前でしたら、年収1000万円超の人もいましたが、今はそこまでいきません。

職員で満足できなければ、教授をめざすなり、転職するなり、起業家への道を進めばいいのです。

大学の発展を通して、社会に貢献する生き方もありではないでしょうか。