■同窓会に参加するときに気を付けるべき点とは!
先日、シニアの方からご相談をいただきました。
なんと同窓会で久しぶりに出会った級友にお金を貸したところ、連絡が取れなくなったという内容でした。
その級友とは、学生時代はとても仲が良く、親しく付き合っていたようです。
社会人になり、連絡を取ることができなくなり、同窓会で再開したところ、元気そうでしたが、お金に困っている様子だったそうです。
同窓会というと、昔の友人との再開に心が躍るように思われます。
確かにそのようなことも多いのですが、中には同窓会でトラブルが発生するケースもあります。
かつての級友と連絡を取り合っていて、同窓会に参加する場合はトラブルは発生しません。
しかし、学生時代から長期間会っていない級友に関しては、情報がないので、昔と同じ感覚で付き合うと思いがけないトラブルに巻き込まれることもあります。
実際にあったケースですが、かつて同じクラスメートにいじめに遭っていた人物が同窓会の幹事となり、懇親会にて飲み物に青酸カリを入れて全員殺害しようとしたのです。
残念ながら計画通りにはいきませんでしたが、この人物は相当な恨みを持っていたことは間違いありません。
昔と同じような人間関係や上下関係という訳でもありませんし、その人物が卒業してから、現在までどのように過ごしたかも知りませんので、人生がうまくいっていない事実を知ると愕然とします。
良からぬ級友とは以下の通りです。
1.家庭がうまくいっていない
生涯独身の単身者、子なし夫婦、離婚経験者、親の介護、子がニートやひきこもりや障害持ち等。
家庭を築くことができなかったり、家庭内で問題が発生しているということです。
2.仕事がうまくいっていない
就職がうまくいかず、底辺労働者や派遣社員、アルバイト・パートタイマーであったり、転職を繰り返したり、リストラされたり、起業するも失敗した者等。
仕事がうまくいかなかったため、生活がきびしくなっている状態であるということです。
3.自滅してしまった
酒、異性関係、ギャンブルで身を滅ぼしたケースや事件や事故に巻き込まれてしまったケース、病気や障害を抱えているケース等。
人生の落とし穴にはまってしまったということです。
以上のような級友は、通常は同窓会には出て来ないものであると思いますが、やはり腹に一物を持っているので、この場をチャンスととらえて悪事を企むのです。
そして、良からぬ級友によるトラブルとは以下のとおりです。
1.金銭トラブル
上記の相談者のように、金を貸してしまうのは、もってのほかです。
また、営業活動を始めたり、投資詐欺や悪徳商法へ勧誘することもあります。
2.異性関係のトラブル
学生時代に好きだった人や憧れていた人と再会し、話が弾んで、いつの間にやら男女の関係になることもあります。
独身同士なら問題ありませんが、家庭持ちの場合は、不倫の代償を払うこともあります。
3.恨み・妬み・偏見
同窓会に参加している者の中で、社会的地位が高い職業に就いていたり、事業が成功していたり、家庭円満等の者に対して、嫌がらせを行うこともあります。
はじめは好意的な態度を取りますが、話を聞いているふりをして、仕事や家庭のことをしつこく聞き出して、あとで電話やメールをしてきたりします。
目的や手段を選ばないので、突然、会社や自宅を訪問してくることもあります。
そうすると、嫌がらせが始まります。
このように見てみると、同窓会というものは、なまじっか参加するものではないということがお分かりになるかと思います。
冷静に考えれば、お分かりになると思いますが、級友全員が仕事も家庭もうまくいっていると考える方がどうかしています。
同窓会とは基本的には、人生がうまくいった人たちの集まりだと思ってください。
ですから、自分自身の人生がうまくいっていない場合は、参加するのも辛くなります。
当方は、同窓会に関するご相談をいただいたときは、このようにアドバイスしております。
それでも、同窓会に参加してみたいという方は、自己責任で対応してください。