■確定申告は自力だけでなく外注も選択肢に入れておきましょう!
事業を行っている方なら、毎年提出しなければならないものと言えば、何かおわかりになるはずです。
それは、確定申告です。
法人であれ、個人事業であれ、年に一度は行わなければならないのですが、その負担というものは、事業の規模にもより、異なります。
特に個人事業の場合は、事業の規模も事業所によって異なりますが、こじんまりと展開している所が多いです。
事業の規模が小さく、それほど、大きく経費も掛かっていなかったりすれば、経理の負担は軽いでしょう。
逆に、人を雇っていたり、事業が軌道に乗っている場合は、経理の負担も大きくなるはずです。
当方も個人事業主であるので、その負担と大変さは重々承知しています。
特に大変なのは、伝票を整理して記帳することです。
日頃から伝票整理を行っていれば、負担も少ないですが、確定申告の時期が近づいてから、伝票整理を始めると結構大変です。
記帳までできあがっていれば、あとは確定申告書を作成して、税務署へ提出するという流れです。
記帳に関しては、自分で行う方法と、外注する方法があります。
自分で行う場合は、事業主が行うこともあれば、従業員や同居の家族が行うこともあります。
外注する場合は、税理士や行政書士、記帳専門の代行業者等に依頼することになります。
伝票の量が多ければ、外注した方が負担軽減につながります。
つまりは、記帳と確定申告書の作成をどうするかが肝となります。
個人事業での主なパターンは以下のとおりです。
1.記帳も申告書の作成もすべて自分で行う
このパターンが一番多いです。伝票の量も少なければ、簡単に記帳も出来上がります。
そうすれば、確定申告書の作成も割と簡単にできあがります。
2.記帳は外注して申告書の作成は自分で行う
伝票が多くて、記帳の負担が重い場合は、外注した方がメリットも大きいです。
記帳が出来上がっていれば、確定申告書の作成は、案外楽にできるものです。
3.記帳は自分で行うが、申告書の作成は外注する
これは少ないパターンですが、申告に自信がなかったり、時間を割くことが出来ない場合は、税理士に依頼するのがよろしいです。
4.記帳も申告書の作成も外注する
本業が忙しくて、確定申告どころではない場合は、すべて丸投げしたほうがいいです。
その場合は、税理士におまかせです。
以上です。
個人事業主は、本業に力を注ぐべきであって、伝票整理や確定申告書の作成に時間を取られすぎてはなりません。
確定申告は、事業の中の管理部門であり、当然のことながら、利益を生み出すわけではありません。
ただし、売上の数字や経費を把握しておくべきなのは、言うまでもありません。
決算を通じて、経営状況を把握できるので、売上をいかに伸ばしていくかを考えるきっかけになります。
また、経費削減に取り組むこともできます。
その意味で、確定申告を行うことは、個人事業の通知表のようなものです。
最近は、確定申告書の作成もネット上で完結できるので、作成の負担は軽減されています。
個人事業は確定申告に時間をかけすぎてはいけませんので、日頃から伝票整理を行っておくことを肝に銘じておけば、申告書の作成も楽になります。
これからの時代は、会社に頼れない時代なので、個人事業主として、事業を開業する方や副業を始める方が増えてきます。
確定申告に触れる機会も多くなると思います。
経理がしっかりしているできていれば、確定申告も慌てることはありません。
日頃から個人事業主は経理を意識しておくことが事業の継続や発展につながります。