■空き家だけでなく空き地にも管理は必要です!
空き家が社会問題となって久しいです。
全国津々浦々で空き家となっている家を見かけます。
当方の近所でも空き家になっているのを見ていますが、管理はどうしているのかと気になります。
さて、空き家の方は注目を浴びているのですが、その一方であまり注目はされていないのが、空き地の管理です。
空き地とは、文字通り、空いている土地で、利用目的もなく、使用されていない土地のことです。
空き地は、家が建っていないので、放置しておいても問題がないように思われます。
ところが、空き地も空き家と同様に管理は必要です。
空き地ならではの問題とは、
1.草刈り
空き地は放置しておくと、草だらけの状態になります。
外観的にも衛生的にも不快でありますので、草刈りを行う必要が生じます。
草刈りによる廃棄物処理も必要となります。
2.不法投棄
空き地が放置されているとわかると、勝手にごみを捨てに来る輩も出てきます。
ごみの処理にも手間暇がかかりますので、負担となります。
3.違法駐車
空き地に無断で車を停められてしまうこともあります。
違法駐車が発覚したら、証拠として写真も撮影し、ナンバーを控えておき、警察へ通報して対処します。
放置されたままならレッカー移動も手配します。
4.無断使用
空き地で勝手にキャンプをしたり、バーベキューをする等、無断で使用されることもあります。
無断使用も証拠として写真を撮影しておきましょう。
当然、警告して退去してもらいます。
以上です。
このように見ていくと、空き地を放置しておくのは、危険であるとお分かりになると思います。
空き地が自宅から近ければ、自分で定期的に見に行くこともできます。
でも、仕事が多忙であったり、遠方にある場合は、空き地を見に行くのが難しくなります。
空き地の管理を自分でできないときは、どうすればいいでしょうか。
そのときは、空き地を管理している業者に依頼することです。
空き地管理の代行サービスを行うのは、大半は不動産業者です。
それは、空き地管理から始まり、空き地の有効活用の提案から売却までサポートするためです。
空き地をそのままにしておいても、収益にはなりません。
そこで、不動産業者は家の新築やアパートやマンション、老人ホーム、店舗の建築や駐車場等を提案するわけです。
空き地の有効活用を検討していない場合は、売却を提案してきます。
このようなことも含めて、空き地の管理を請け負っています。
ちなみに空き地管理の専門家と言えるのは、宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士です。
いずれも不動産会社に勤務していますので、空き地の管理を行う不動産業者に相談してみてください。
空き地を保有していると、管理のリスクだけでなく、固定資産税もかかります。
そのことも含めて、管理から有効活用や売却までトータルに相談できる不動産業者に相談してみることをおすすめします。