過去にこだわる人とは

過去にこだわる人とは

■過去ばかり振り返っても、前に進みませんから、未来のことを考えましょう!

先日、大学時代の同級生で久しぶりに会いました。

20年以上も会っていない人に会うと、当然、昔と印象は異なります。

ましてや、それぞれの社会人としての経験や家庭環境も異なるため、やんわりと探りながらの話となりました。

独身者はいませんでしたが、子供のいない人もいたわけで、そのような人の前で子供の話ばかりするのも失礼かなと思いました。

ただ、気になったのは、昔の話ばかり盛り上がるのはいいのですが、今の現状について、あまり語りたがらない様子でした。

昔どうだったとか、その場で懐かしむのもいいのですが、はっきり言って、昔のことなど、どうでもいいのです。

大事なのは、今であり、この先どうしていきたいのかという話は、ほとんどありませんでした。

そういう意味では、現状に不満なのか、うまくいっていないのか、未来に希望がないのか、そのようにしか受け取れませんでした。

上記の例に限らず、昔の話ばかりする人は、高齢者を中心によくいます。

昔の話ばかりする人というのは、下り坂の人生を歩んでいる人のことです。

だから、過去の栄光にすがっていたい人たちなのです。

もしくは、過去の失敗や挫折がトラウマとなってしまい、今も心に突き刺さっていて立ち止まっている人もいます。

私も、過去にこだわった時期もありましたが、ある時期からは、過去よりも今が大事であり、将来に備えることしか考えていません。

これは、起業している人ならわかりますが、将来どのような社会になっていくかを予測しておくこと、これがビジネスチャンスにつながります。

ですから、過去のことをグダグダ言っていることに何の意味もありません。

上記のその場では、私以外に起業している者は一人もいませんでした。

経済学部や経営学部を出ていても経営者になろうという発想がないことが残念であり、本当に情けないですね。

私以外全員、会社員や団体の従業員でした。

会社員や職員という立場だと、どうしても保守的で、与えられた職務をこなすことしか考えていない人たちです。

仕事が終われば、休日に何をして遊ぶかとか、どこで飲みに行くかという程度のことしか考えていないので、起業家とは相容れない人ばかりでした。

自分から何かをしていこうという発想が全くありませんから、そのような連中と話をしていてもつまらないのは当然です。

会社員や職員という立場は、安定はしているかもしれませんが、この先は、どうなるかわかりませんよ。

突然、リストラされたり、会社が倒産してしまうことも起こりえます。

そうなると、退職金も支給されず、老後の生活が不透明になりかねません。

そのようなのんきな連中とは、さっさと見切りをつけて、自分の道を歩んでいくのが、賢明ですね。

過去にこだわりすぎると、未来が見えてきませんし、先が暗いものとなってしまいます。

やたらと昔話ばかり話したがる人は、やはり嫌われる傾向にあります。

さっさと頭を切り替えて、現状を打破し、未来に希望のある人生にしていきましょう。