枕営業をする人の末路とは

枕営業をする人の末路とは

体を売るのではなく、顧客に役立つサービスを提供せよ!

芸能界で枕営業を強要されたというニュースが一時期話題となりました。

古今東西を問わず、力のない弱い女性に対して、このような下品で卑劣な要求をしてくる輩がいるのですから、呆れたものです。

枕営業は、何も芸能界だけではありません。

あらゆる業界でも行われていると思いますが、その中でも身近なところで行われているのは、生命保険の販売です。

いわゆる生保レディが契約が取れなくて苦戦しているときに、奥の手として、枕営業をして契約を取るということは昔からあったことです。

人は追いつめられるとおかしな行動をしてしまう人もいるのですが、枕営業をしてしまうというのは、やはりいただけないことです。

先日、おそらく枕営業をしているだろうと噂される生保レディと話しました。

この方は、水商売から転職したようで、口は達者ですが、性格は猛突進するタイプです。

それでも、勉強不足もあり、契約が取れず、愚行にすがっているようです。

保険会社の中には、契約至上主義に走っている所もあります。

保険の契約が取れるのであれば、手法を問わないという考えのもとでは、枕営業を行う輩が必ず出てしまいます。

中には枕営業を黙認している会社もあります。

そのような会社は実績や売上が乏しく、将来性はなく、いずれは倒産に追い込まれるのがオチです。

枕営業をすることで、保険の契約が取れたとしても、一時的な効果であって、枕営業をずっと続けていたら、どうなるのでしょうか?

枕営業のデメリットとしては以下のとおりです。

1.家庭を壊す

夫がいる場合は、いくら内密で枕営業を続けていてバレなくても、いずれ夫婦関係が破綻してしまいます。

子がいる場合は、親として顔向けできません。

2.精神を壊す

やはり枕営業を続けることの後ろめたさを感じ始めると、精神的に追い詰められて、鬱になることもあります。

メンタルの崩壊は、仕事と家庭の両立も難しくなります。

3.信頼を壊す

枕営業に走っているということは、営業能力がないということです。

いくら、本人は何も言わなくても、会社の上司や同僚にはバレてしまいます。

そうなると、職場内でやっかみや誹謗中傷等も受けることもあります。

また、顧客との信頼関係もいずれは崩壊しますので、保険契約も解約されることも起こりえます。

なお、枕営業で契約を取ることに関して、顧客側はどう受け止めているのでしょうか。

生命保険の加入が必要であったならともかく、もうすでに加入していて、本来は不要であったにもかかわらず、枕営業によって保険に加入したという事実。

それは、保険加入の契約よりも愛人契約したというようにしか受け止めていないと思います。

ですから、愛人関係が良好なうちはいいのですが、離れていくと保険の契約を短期に解約されるケースもあります。

そうなるとペナルティものですから、リスクも大きいわけです。

ですから、枕営業を続けることは、百害あって一利なしというのが真実です。

本来、生保レディは、体を売るのではなく、顧客やその家族に対して、安心して生活できる商品やサービスを提供したり、役に立つ情報を提案するのが役割です。

そういう意味では、保険商品の知識はもとより、ライフプランや税制、相続、金融、不動産等の関連知識を身に着けておくべきです。

ですから、時間のあるときに、もっと勉強することをしなければなりません。

ファイナンシャルプランナーの資格を取るくらいの勉強が必要不可欠です。

資格の取得は当たり前のことです。

そのような勉強もせずに、枕営業に走るのは愚の骨頂です。

なお、コロナ禍においては、対面営業もできなくなったため、自動的に枕営業も自粛となりますが、そのため、給与もあがることはありません。

営業力に自信を付けたならば、他の業界へ転身してみるのもよろしいかと思います。

おすすめなのは、不動産業界です。

保険の知識を身に着けた営業職なら、不動産の営業にも役立ちます。

枕営業に走るよりも資格の取得をめざして、ステップアップをめざすのが賢明な道です。