■家族だけで生きていくことはできません!
東日本大震災以降、「家族の絆」が強調されています。
家族愛が強まることは結構なことですが、それが度を越すと、不都合なことが起こりえます。
例えば、自分の子がよその子に叩かれたとすると、それが仇となり、その子を叩いてもいいということになります。
つまりは、家族愛が強すぎると家族以外の他人を排除することにつながります。
愛とは、実にいい加減なものです。
愛のために大きな罪を犯すことにもなります。
要するに、家族愛から、争いが起きてくるということが見えてくるわけですから。
だからこそ家族愛が強すぎるということは、むしろダメなことなのです。
本当に家族を思うなら、むしろ、家族を外へ出して、修行させるなりして、自己を磨くことをさせるべきです。
「人というのは他者との交流で磨かれる」
これが人生の本質ですね。
家族思いもほどほどにしないといけません。