■これからの時代は、在宅で仕事をするのが当たり前となります!
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言のため、会社員の方が在宅勤務を命じられて、慣れない在宅ワークに取り組む方が増えています。
在宅勤務とは、会社に出社せずに、自宅でITツールを用いて仕事を行うことです。
在宅勤務がいきなり初まったので戸惑った方も多かったのではないかと思います。
それでも実際に在宅勤務をやってみると、見えてくることがあると思います。
それは、在宅勤務ならではのメリットです。
在宅なので、当然通勤がなくなります。
ですから、朝早く起きるプレッシャーから解放されます。
これは、精神的にも肉体的にも非常に楽になります。
また、通勤時間が無くなるので、その分、時間に余裕が出てくるので、新聞や本を読んだり、散歩ができたりするわけです。
仕事に関しては、オンライン上で会社の同僚とのやり取りもできますし、仕事をするうえでは、いい環境であると思います。
ただし、在宅勤務なので、会社にいる時とは異なり、周囲の目が届かないので、緊張感に欠け、さぼることもできるので、会社としては、与えた業務ができたかどうかという点でしか評価しません。
つまりは、成果主義になるわけです。
成果主義になると、過程は関係なく、結果がすべてとなります。
したがって、結果が出せなければ、当然、給与が減額されたり、場合によっては解雇されることもあり得ます。
ですから、在宅ワークとは勤務形態こそ緩くなりますが、結果を出すことがすべての世界であるといえるわけです。
結果を出すことに自信のある方は、在宅ワークになっても問題なく、仕事ができるでしょう。
その意味では、今までとは異なり、人間関係やコミュニケーション重視というわけではないということになります。
ただし、どんなに結果を出したとしても、給与があがる可能性はさほど高くはありません。
それは、会社等の雇用主にとっては、少しでも人件費やコスト削減したいわけですから、在宅勤務で費用を軽減したいのが本音だからです。
そういう意味では、会社と従業員という関係から、会社から仕事を請け負う個人事業主という関係であると思った方がよろしいのかと思います。
今後は、人と人との接触を避けていく社会になるので、在宅ワークに取り組む方がどんどん増えてきます。
その中で、生き残るためには、いかに結果が出せるのかということに主眼を置いて、取り組むのが賢明です。
また、在宅ワークが進化すれば、会社員を続けながら、あるいは会社から独立して、自分で事業を始めていくという方も増えていくと思います。
ウイルスに限らず、災害時や緊急時においても、在宅ワークが重宝します。
ですから、今後も在宅ワークが増えていく中での生活拠点や生き方を見直していくことが求められてきます。