他力本願な人とは

他力本願な人とは

■依存心100%の人の末路は悲惨です!

自分の人生は、自分自身のものです。

ですから、進学や就職、結婚等の人生の岐路といえる場面の選択は、本来、自分自身で行うべきです。

ところが、そのような重要な局面だけでなく、日常生活や仕事の場面においても、自分の意思で決めることができず、親や兄弟、友人、同僚等に決めてもらうことをする輩も少なからずいます。

助言やアドバイス程度ならまだしも、誰かに決めてもらわないと前に進むことができないということは、優柔不断であり、中身が空っぽであることを象徴しています。

例えば、飲食店に行ったときなど、何を食べるのか決めることができず、同伴者と一緒でいいよと平気で言うのです。

そのような他力本願な生き方をしている人を見かけると、この人は大丈夫なのかと不安になります。

他力本願な生き方をしている者を年代ごとにみると、若年層では、就職ができなかったり、就職できても、トラブル続きで、すぐにやめてしまうケースが多いので、ニートやひきこもりになる傾向です。

中高年層でも、仕事がうまくいかず、ニートやひきこもりになり、親の支援がなくなれば、孤独死へと直結します。

他力本願な人の特徴として挙げられるのは、

1.自分に自信がない

何か困ったことやトラブルが発生したときなどで、自分で解決する力がないと決めつけているので、誰かに任せることを最優先に考えるタイプです。

何事も臆病で自信を喪失しているわけです。

思考回路が停止しているとも言えます。

その結果、自分で責任を取る、あるいは行動するということをしないで逃げてしまうのです。

仕事の場面では、常に指示待ち状態で、自分から進んで行動しません。

2.努力することが嫌い

これまでに、自分で何かに打ち込んだり、努力をしてこなかったというタイプ。

コツコツと地道に歩めば、人並みにできることでも、億劫がってしまいます。

集中力に欠けているとも言えます。

自分自身を高めていくという意識が欠けています。

3.何でも人のせいにする

たとえ自分に非があったとしても、一切その非を認めず、すべて他人に責任を擦り付けるタイプ。

無責任も甚だしいので、とても仕事をまかせることなどできません。

そのくせ、他人への批判は人一倍するのですから、質が悪いです。

以上のように、考察できます。

他力本願な人は、他人への依存心だけで生きています。

いわば、依存心100%です。

自分自身で努力せず、成功している者へ平気でぶら下がろうとする輩がいましたので、当職が注意したところ、黙り込み、落ち込んでいました。

中には精神疾患や発達障害を抱えている者もいます。

他力本願な人が近づいた時には、距離を置いて、付き合うか、一切関わらない等、付き合い方と距離感を考えた方がいいです。

そうしないと、面倒で手間がかかることになりかねません。

そういう意味では、時間の無駄になりますので、よく注意してください。

また、他力本願な人は、人に利用されやすいのも事実です。

利用された結果、ただ振り回されただけだったと気が付いても、あとの祭りです。

やはり、自分自身で人生を切り開く方が、他力本願よりも面白いのは間違いありません。

人生の意義というものをよくよく理解しておくことが肝心です。