■雇ってもらうだけでなく自分の力で稼ぎましょう!
先日、65歳の女性と面談しました。
現在、就職活動中ということです。
この方は、生涯独身の単身者です。
賃貸マンションにお住まいで、ずっとひとり暮らしで過ごしたわけです。
自分が生活できる安定した仕事を探しているそうです。
キャリアをお聞きしましたが、ずっとパートや派遣社員を続けていたそうです。
特別なキャリアやスキルはありません。
年金を受給できる年齢ですが、金額は、本当に微々たるものしかないそうです。
派遣社員の契約が満了となり、就職活動をしているそうですが、苦戦しているとのことです。
ちなみに65歳以上の方が就職活動をしても、正職員の募集は皆無です。
また、派遣社員も同様です。
したがって、アルバイトやパートの求人募集に応募するのが一般的です。
そのため、収入は多くないのが実情です。
65歳と言えば、昔なら高齢者でしたが、今ならまだまだ働くことができる年齢です。
退職金をもらって、後は年金をもらって悠々自適な暮らしができるのは、今や少数派です。
上記の相談者は働く気満々ですが、雇用する側の立場としては、やはり65歳という年齢に躊躇してしまいます。
同じ採用するのなら、健康面や能力面で若い方が圧倒的に有利ですから。
上記の相談者の話を聞く中で、感じたことは、何もスキルもなく、何かを身に付けようとするわけでもなく、ただどこか安定している所へ勤めようとしているだけなのです。
それでは、必ず年齢の壁にぶち当たります。
そのことを理解されていないようでしたので、当方からも就職活動しても厳しいということはお伝えしました。
本人は怪訝そうな表情でしたが、現実を直視したうえで、今後のことを考えていくべきです。
そして、この方に限りませんが、決定的に欠けている思考があります。
それは、自分の力で稼ぐという発想です。
自分の力で稼ぐためには、副業や起業という方法があります。
起業にはリスクはありますが、無理のない範囲であれば、お小遣い稼ぎやあるいは、うまくいけば年金収入以上に稼ぐこともできます。
副業であれ、起業であれ、年齢に関係なく、始めることはできます。
副業の募集なら、ネットでもたくさんあります。
起業であれば、お金のかからないプチ起業がおすすめです。
ネットを活用したり、自分の持つスキルや資格を活かして稼ぐことができるのです。
もちろんですが、そのためには、それ相応の労力はかかります。
でもそのスキルを身に付ければ、一生、生活に困ることはありません。
時代も変わり、雇用環境も変化しています。
いつまでも雇用してもらおうという受け身の姿勢では生きていけません。
自分の力で稼ぐという発想を持って行動すれば、活路が見えてきます。