行政書士FP武井事務所

酒に溺れた人の末路とは

酒に溺れた人の末路とは

■酒の飲みすぎは、リスクだらけで人生が崩壊します!

人と人とのコミュニケーションの場で、円滑にするためのツールとして、よく出てくるのが酒です。

大学生や社会人の頃から付き合いの場で、居酒屋等に行く機会も多くなります。

そうすると必然的に酒を飲む機会も増えるわけです。

酒を飲むこと自体は、悪いことではありません。

酒は、百薬の長ともいわれるくらいなので、適量であれば、疲労回復やストレス解消にもつながります。

ところが、仕事や家庭でのストレスが溜まってしまい、そのはけ口として酒を飲む量が多くなる人を見かけます。

当方が実際に見た例としては、50代の子なし夫婦の夫です。

この夫は、よくしゃべる人間ですが、仕事の方は、実務能力が欠けていました。

何事も話術でごまかそうとするので職場でトラブルを巻き起こすことが多かったのです。

この夫は何度も転職し、今の職場に落ち着きました。

中小企業であり、なおかつ転職組であるため、肩身も狭く、社内での出世や昇給も望めず、毎日、ストレスを抱えておりました。

そのため、仕事帰りに毎日、居酒屋へ行っていました。

また、子供がいないため、休日には、学生時代の友人とよく飲み歩いていたそうです。

当職も一度だけ一緒に飲んだことがあるのですが、とにかく飲むペースが異常に速かったです。

そんな行動をする夫に奥さんは不満を抱える日々でした。

そして、毎日、酒を飲み続けた結果、50代でアルコール依存症を発症してしまいました。

アルコール依存症になると、もはや制御不能となります。

仕事はおろか、日常生活もまともに送れなくなります。

結果的に、会社を退職し、奥さんとも離婚してしまいました。

酒の飲みすぎには、多くの問題が発生します。

1.健康の悪化

脳が委縮するため、脳に異常をきたすことが多いです。

肝臓などの内臓にも過度の負担がかかります。

手足が震えてしまいます。

2.仕事の不適応

仕事には集中力も必要ですが、もはや集中力が切れてしまっていて、仕事どころではありません。

3.家庭崩壊や人格崩壊

酔っぱらって家族に虐待を行うことも多いので、家族に見放されます。

また、事件や事故を起こす、あるいは巻き込まれる可能性も大です。

このように酒に溺れてしまったら、人生そのものが終わりに向かってしまいます。

酒で失敗して、キャリアを失う人もたくさんいます。

最悪の場合は、死に至ります。

つまりは、酒に飲まれてしまったということです。

仕事や家庭でのストレスが原因であるならば、そのストレス発散方法を別に考えることが先決です。

軽い運動や趣味に打ち込んでもいいので、リラックスできる時間と環境の確保を考えましょう。

酒はコミュニケーションを円滑にすることもありますが、トラブルを巻き起こす火種も持っています。

適量を守ることと休肝日を必ず設けることが酒に飲まれないコツです。