■夢があるなら、叶うまで挑戦し続けよう!
当方は経済学部出身です。
経済学部ですと、当方のような行政書士を目指す人は少ないですが、公認会計士や税理士をめざす人もいました。
学生時代から難関資格に挑戦するのはいいことだと思います。
そんな中、経済学部の同級生で税理士試験をめざしていた人がいました。
入学当初は大学の寮に入っていましたが、税理士をめざすために寮を出て、資格学校に通いやすい場所に下宿生活をはじめました。
勉強も頑張っていたようです。
それでも、税理士試験は、5科目合格する必要があるので、学生時代に資格を取得するのは困難です。
そんな彼も就職活動を行い、大手銀行に入社しました。
銀行に勤務しながら、試験勉強も頑張っていたようです。
しかしながら、結婚し、子も生まれると試験勉強どころではなくなったようです。
結局のところ、税理士になるという夢は諦めてしまったわけです。
家庭を持てば、いつまでも夢に挑戦しているわけにもいきませんから、現実的な判断とも言えます。
それでも、せっかく勉強してきたことを無駄にしてほしくはありません。
挑戦し続けてほしかったですね。
彼とは逆に会社を退職して、無職のまま10年かけて税理士試験に合格した人も知っています。
この人は子もいましたので、奥さんに養ってもらっていたそうです。
今や税理士事務所の所長として、職員も雇い、講演活動も行っています。
どちらの人生が良いかは、当人次第です。
そんな税理士受験を諦めた彼も銀行を退職してしまいました。
銀行の体質が合わなかったようですし、年齢的にも出世が見えてしまうので、転職したそうです。
今は、外資系の生命保険会社に勤務しているそうです。
会社員生活を全うするつもりでしょうが、転職組なので退職金はあまり期待できないと言っていました。
それなら、定年のない税理士になっておけばよかったと後悔しています。
家庭の方は順調のようですが、単身赴任も経験しているので、家族との関係は希薄だそうです。
今は酒に溺れ、落ちぶれた良からぬ同級生と付き合っているようで、幻滅しました。
人生は長いようで短いですから、難関資格に思い切って挑戦することは悪くはありません。
ただし、悔いの残らない道を歩むことです。
同級生の今後の人生は、悔いのないようにしてもらいたいものです。