■定年間際は気が緩みがちなので、油断大敵です!
先日、女性の公務員の方と協議しました。
内容は言えませんが、協議といっても、この公務員の方の一方的な話に終始しておりました。
当方の意見等、聞くつもりもない感じで、自分の提案に関しての主義主張を述べるばかりで、それを承諾させたいがための協議の場でした。
1時間程度の協議でしたが、このような一方的な協議というのは、決して面白いものではありません。
その場だけ、話を合わせて聞いておりましたが、後になり、冷静に考えるとやはりおかしなことが出てきます。
ですから、後日、この方のご提案に対して、白紙撤回するように提案したところ、顔色を変えて出てきました。
その場で、意見交換しても無駄だと思いましたので、当方は、「再度検討させていただきます。」と言ったところ、この公務員も頷き、それ以上は何も言いませんでした。
この方のプレゼンテーションは、営業マンのように押しつけがましかったです。
ですが、この方は、重大なミスを犯していることに全く気が付いていません。
それは何でしょうか?
簡単なことです。
口頭だけで提案しただけで、書面での提示は一切ありませんでした。
営業活動では、口頭だけの説明では、お客さんは、購入や契約には至りません。
商品なら現物提示したり、サービスであれば詳細な資料を提示するのは当たり前のことです。
それらができて、信頼を得て、初めてお客さんは購入や契約に至るわけです。
参考までに不動産業に従事している方や宅地建物取引士の資格をお持ちの方なら、お分かりになると思います。
宅建業者が宅地建物の売買契約や賃貸借契約の代理や媒介を行うときは、書面交付義務があります。
書面で提示して署名捺印した時点で契約が成立するわけです。
ですから、今回の提案は書面の提示が一切ない時点で、契約に至るような次元に到達していないと言えます。
口頭だけで契約させようとするのは、愚行であり、大チョンボでもあり、悪徳商法レベルの話ですから、受け入れがたいわけです。
そんなこともわからないようでは、この方は所詮、三流公務員でしかありません。
実は後でわかったことですが、この公務員は協議したその月で定年退職することになっていたのです。
退職直前に、自分勝手な提案をしてきたわけですから、極めて無責任な話だったわけです。
当方から言わせれば、公務員あるまじき行動であり、非常に愚かな人物だと理解できました。
定年間際というのは、あと何日で退職するというのが見えているので、今までの緊張感や倫理観のタガが外れやすい時期と言えます。
退職金をもらうことに意識が傾いているので、なおさらです。
自分の所属部署の担当の問題についても、もはや自分の仕事ではないという気持ちが前面に出てしまいがちです。
なので、自分勝手な行動に出たり、羽目を外しがちです。
このような退職間際の方と今後のことについて協議すること自体、意味がありません。
もはやこの方はレームダック(死に体)ですから。
3月末日でこの方は定年退職しましたが、その後、会ってはいません。
でも、このような経緯があったということは、監督官庁には通報いたしました。
もう退職されているので、特に処分や注意が出るわけではありません。
それでも、退職後に、このような愚行をしていたことが通報されているという事実は残るわけです。
また、この公務員の個人に関する情報もあとでわかりました。
どうやら、夫も元公務員のようです。
夫婦で仕事一筋に生きたことは立派なことですが、私生活はどうだったかと思い、この方の自宅を偵察しました。
夫婦で公務員をしていたにもかかわらず、狭い一軒家でした。
車庫も狭苦しく、ようやく1台駐車できる程度のスペースしかありませんでした。
あとで、この方の自宅の電話番号が判明しました。
電話で怒鳴りつけておいたら、黙り込んでしまいました。
話をしていてわかったのですが、どうもこの方は、認知症の疑いがあります。
だから同じことを繰り返して話をしていたのだと理解できました。
また、この方の人相も寂しいもので決して褒められるものではなかったと思います。
化粧もせず、生活臭もしないので、言動に寂しさがにじみ出ていましたのでなんとなくわかります。
年金を受給するまでにあと数年はあるわけですから、体力があるうちは、仕事をしてもいいかと思いますが、定年後は、今までの経験を活かすような仕事をされたら、よろしいでしょう。
逆に今度は、考え方を変えて、私生活を充実させるようにした方がいいです。
公務員に限らず、会社員でも定年直前になると、やはりタガが外れがちです。
定年直前のこの時期は、自分自身の棚卸をする時期であり、職務の引継ぎをきちっとやることに徹すべきです。
酒やギャンブルに走るような愚行は慎んでください。
実際に退職金がもらえなくなった愚か者もいますので、要注意です。
定年間際に愚行に走ると、その後の人生にも影響が出ます。
行動を慎み、定年後の人生をいかに充実させるかを考えるべきです。