■親のすねかじりをしていても必ず限界が来ますので、自立しましょう!
中高年のニートやひきこもりが増殖中です。
働きたくても働く場がない方もいるとは思いますが、最初から働く気がない人も少なからずいるわけで、どちらにせよ、自分の力で稼ぐことはできない状況であることには変わりません。
では、誰に支えてもらっているかといえば、親です。
親がまだ若くて、現役で働いていれば、ニートやひきこもりを養うことはできるでしょう。
しかし、親も高齢化すれば、働いているとしても仕事は嘱託やパート等で収入も少なくなります。
さらに高齢化すれば、もう働いておらず、年金収入のみで生活している方も多いわけです。
その一家の唯一の収入源である親の年金を当てにして生活しているニートやひきこもりがいるのです。
この輩を「年金パラサイト」といいます。
パラサイトとは寄生虫という意味です。
年金パラサイトになってしまうと親が生存中であれば、まだしも死亡すれば、収入が途絶えるため、生活が破綻するのが目に見えるわけです。
そのような危うい生き方をしていることは、とても恥ずかしいことです。
ただし、中には、定職に就いていたにも関わらず、親の介護のために離職した方もいます。
介護離職者にとっても親の年金収入を当てにしているケースが多いわけですが、やむを得ない状況だとしても、他にも収入を得る方法を備えていないとやはり先行きが危うくなります。
ニートやひきこもりが介護を行う場合、年金収入だけに頼った介護をしているので、介護サービスの利用を減らす等のことも平気で行うようになりますので、介護の質が低下していきます。
自分自身のこともまともにできないのですから、食事や入浴、排泄等も手を抜いたり、手伝わなかったりしますので、介護に期待できません。
年金パラサイトは、自力で稼ぐこともせずに、ぶら下がることだけに人生を注いでいると言っても過言ではない連中です。
ですから、親が亡くなった後、死亡届を出さずに不正に年金を受給する事件も発生しています。
親が亡くなった後、就職活動をしても、年齢的にも精神的にも条件がきびしくなります。
ですから、年金パラサイトの末路は、生活が破綻してしまい、自殺あるいは孤独死等の悲惨な結果になるのです。
親の年金だけを当てにしたニートやひきこもりは、今の生活からいち早く脱却し、就職やアルバイトやパートでもして少しでも収入を得られる方法を持っておくべきです。
親の財産や収入を当てにした生き方は、他力本願であり、その道を歩むと、ある日突然、脱落しますので、お気を付けください。