家の鍵を交換するタイミングとは

家の鍵を交換するタイミングとは

■家の鍵を交換するときは最新のものにしてください!

家を出る時に必ず持参するものと言えば、財布や携帯電話を思い出す方も多いでしょう。

それも確かに重要ですが、外出時に最も忘れてはならないのは、家の鍵です。

鍵を忘れてきたりすると大変なことになります。

家族が不在あるいは単身者の場合は、鍵の専門業者を呼んで開けてもらう等、ものすごく手間がかかります。

ですから、鍵の保管は大切にしないといけません。

家の鍵はずっと永久に使い続けられるとお思いになるかもしれませんが、いつかどこかのタイミングで交換しなければならないときが来ます。

鍵を交換するタイミングとは、

1.鍵が壊れたとき

鍵を長年使っているうちに壊れてしまうこともあります。

鍵をかけようとして入れたものの、回らなくなってしまったり、そのまま抜けなくなったりすることもあります。

壊れてしまったときには、鍵の交換をするタイミングです。

専門業者に依頼して、すぐに交換してもらいましょう。

2.紛失や盗難

家の鍵を紛失してしまった、あるいは盗難の被害に遭ったならば、直ちに交換すべきです。

これは防犯上、大切なことです。

マスターキーを持っていたとしても、直ちに交換しましょう。

3.家族間のトラブル

同居していた家族で、鍵を持ったまま失踪したり、犯罪を犯したりする等の事件が起きたときです。

あるいは、家族に対して暴力や暴言を繰り返す等の問題行動により、家から追放されたケース等では、もう二度と家に入れさせないために、鍵を交換することもあります。

以上は自宅の家の鍵を交換するときです。

この他にも借家やアパート・マンション等の不動産管理を行っている場合で鍵を交換するタイミングを見てみます。

1.新たな入居者が決まったとき

賃貸借契約後に借主に鍵を引き渡します。

鍵は一度作成したら、後は入居者が変わっても同じものを使用するという訳にはいきません。

同じ鍵を使用していれば、万が一、前の入居者が合鍵を持っていれば、勝手に侵入することもできるため、盗難や傷害等の事件が発生することも起こりえます。

そうなると、貸主や管理業者が損害賠償責任を追及される可能性があります。

実際に以前の入居者の親族が明渡し後に勝手に侵入したことでトラブルになったこともあります。

ですから、新たな入居者が決まり次第、鍵を新たなものに交換しなければなりません。

鍵を交換するにあたり、必ずマスターキーも用意しておかなければなりません。

これは、緊急事態が発生したとき等のやむを得ない事情が発生し、入居者が不在の場合、室内に立ち入るために必要だからです。

そのため、管理業者としては、鍵の台帳を用意して保管しておくことが求められます。

当然のことながら新たな鍵の交換費用は、貸主側の負担となります。

入居者が変わるたびに鍵の交換をしなければならないので、その都度費用はかかります。

知り合いの鍵の専門業者に依頼します。

2.入居者が紛失や壊したとき

万が一、入居者が鍵を紛失したり、壊してしまった場合は、入居者が費用を負担することになります。

実際に鍵が壊れてしまったこともありますので、取り扱いに注意が必要です。

3.入居者からの依頼

鍵も進化しており、通常の鍵では満足せず、ピッキングに対応した鍵に交換してほしいという要望もあります。

ちなみにピッキングとは、特殊な器具を鍵穴に差し入れて鍵を開錠する犯罪行為のことです。

この場合は、入居者が費用を負担することになります。

なお、鍵にも種類があります。

一昔前までは、ディスクシリンダーが主力でしたが、今では、ロータリーシリンダーが主力です。

他にもピッキングに対応したピンシリンダーやカードキー対応シリンダー、暗証番号設定式シリンダー、ハイテク鍵システムを用いたハイテク機器等もあります。

いずれにせよ、鍵はどれでもいいというものではなく、防犯という目的に対応した最新の鍵にしておくことをおすすめいたします。

鍵は、家族や財産を守るためにあります。

そろそろ交換した方がいいと思ったら、直ちに交換してください。