■営業の仕事をする上でやってはいけないこととは!
知り合いの経営者から相談がありました。
懇意にしている自動車販売店の営業担当者が突然、自宅を訪ねてきたそうです。
その場で営業マンは、「今、会社が危機的状況にある。」と言ってきました。
どういう意味か理解できないまま、営業マンは、「半年前に購入した新車を下取りに出して、100万円で新車を購入してください」という提案書を出してきました。
経営者は「どういうメリットがあるのか」と質問したところ、営業マンは、「車検が1年延長となる」と答えました。
経営者は不信感を抱き、その場でその提案を断りました。
営業マンは、「買わねえのか」と暴言を吐き、その場を立ち去りました。
聞くところによると、この営業マンとは、10年以上の付き合いがあるとのことでしたが、突然やってきた挙句、そのような暴挙に出てきたので、とても困惑しているということでした。
当方からは、まず、「その会社のクレーム対応窓口があると思いますので、そこに電話してみましょう」とアドバイスしました。
その営業マンの所属する会社には、カスタマーセンターというお客様相談室があることが判明しました。
その場で経営者が電話したところ、営業マンの所属する店舗の店長からすぐに折り返し電話がかかってきました。
店長曰く「大変申し訳ございません。会社は危機的状況にはありません。
ご提案内容もお客様にメリットはございません。
すぐに謝罪に伺います。」と言われました。
経営者は店長から謝罪を受け、その営業マンを担当から外してもらいました。
営業マンは店長から事情聴取を受けたうえで、減点処分となりました。
会社から課せられたノルマを達成するために強引な営業を行ったわけです。
このように営業マンの中には、顧客に対して失礼あるいは無礼な態度を取る最低な輩もいます。
最低な営業行為とは、
1.自分本位
顧客のことではなく、自分の成績しか考えていないので、自社の商品を購入させようとして強引な行動を取ります。
そのため、顧客とトラブルになることもあります。
違法行為を行えば、懲戒免職です。
2.顧客を馬鹿にする
「こいつは強引に言えば、購入するだろう」と、顧客を見下した態度を取る輩がいます。
営業トークというよりは、馴れ馴れしい態度で接してきます。
強迫的な態度を取れば、当然顧客とトラブルになり、処分されます。
3.平気で噓をつく
顧客に対して、噓の情報を流して購入させようとします。
嘘の情報を伝えて、顧客が購入した後、嘘が発覚すれば、詐欺行為にあたりますので、当然、処分となります。
以上です。
営業担当者が最低な営業行為をして、お客様センターに通報されるような事態になった後に受ける処分としては、
1.減点
クレームが入った時点で現場監督者から事情聴取を受けた挙句、説教をされ、大目玉を食らいます。
これで喝が入り、心が入れ替わればいいのですが、大概はその場で聞き流すだけです。
ですから厳重注意程度では凝りませんので、再度、同じ過ちを繰り返します。
営業マンは歩合給が多いので、減点処分となれば、給与が減額となりますので、痛い目に遭います。
2.配置換え
営業として不向きであると判断されれば、内勤や雑用係等に配置換えされることもあります。
しばらくしてから営業に戻ることもできます。
3.左遷
会社によっては、他の営業所へ移動となることもあります。
これは事実上の左遷です。
左遷を断るなら退職するしかありません。
以上です。
中には解雇することもありますが、この場合は、他にも原因があって、積み重ねたうえでの処分となります。
以上となります。
最低な営業行為を行う営業マンを更生させるために必要なことは、
1.顧客本位
営業の基本は顧客本位で取り組むことです。
身だしなみから、あいさつ、電話のかけ方、訪問活動、提案書等の行動のすべてが顧客本位であると考えることから始まります。
こんな当たり前のことが理解できていないのも情けない話ですが、原点に帰るしかありません。
2.コミュニケーション能力を高める
営業力を高めるためには、顧客とのコミュニケーションを円滑にすることです。
会話の中から顧客のニーズや悩みがわかりますので、その解決法を提案したりするなど、顧客との関係を良好なものにしていくのです。
その結果、自社の商品やサービスを提供すれば、顧客も話は聞いてくれます。
3.スキルアップ
営業担当者が信用を得るためには、スキルアップが欠かせません。
端的な方法は資格の取得です。
営業担当者が保有すべき資格としては、ファイナンシャルプランナー(FP)、ITパスポート、販売士、営業士、営業力強化検定、セールススキル検定等がおすすめです。
資格を取得すれば、名刺に記載もできますので、信用力が上がりますので、営業活動もしやすくなります。
以上です。
営業担当者は、顧客を馬鹿にするような態度を取れば、顧客が離れるだけでなく、自分の立場も危うくなります。
最低な営業マンに居場所はありません。
ですから、営業担当者は常に情報収集を行うこととスキルアップを行うことを欠かしてはいけません。
それが、一流の営業マンです。
仕事は営業がすべてではありませんので、向いてなければ、営業担当を外してもらうか、転職するなり、考えればいいのです。
営業の仕事は高度なセンスがなければ続きません。
自分の適性に向いた仕事を探しましょう。
