貯金ゼロのシニアとは

貯金ゼロのシニアとは

■晩年での経済的な困窮は人生を窮屈なものにしてしまいます!

世の中、生きていくうえで大切な物はたくさんあるわけですが、その一つにあげられるのは、お金です。

人生でお金がすべてではないという人もいます。

それでもお金がなければ、生活するのが困難になるだけでなく、生きる気力も萎えてしまうからです。

お金がない貯金ゼロの方というのは、老若男女問わず一定数います。

ちなみに単身者の33%、二人以上の世帯で22%も貯金ゼロの方がいます。

若い世代で貯金ゼロの場合は、自分次第でこれから稼ぐチャンスはあるわけです。

ところがシニア世代で貯金ゼロであると、生活が非常に苦しくなるばかりか、生きる目的も失われかねません。

貯金ゼロで生きていくことのリスクは以下のとおりです。

1.医療費

シニアになれば、病気になるリスクも高まります。

そうすると医療機関にかかるため、診療費等がかかります。

入院すれば、さらに費用がかかります。

入院中は就労できませんので収入ダウンとなり、二重苦となります。

2.介護

高齢となれば、要介護となるリスクも高まります。

介護保険のサービスを利用するにしても、当然費用はかかります。

要介護度が高まれば、自宅での生活も困難となりますが、老人ホーム等の施設に入ることになります。

でも貯金ゼロであれば、施設に入所することもできないので、自宅療養を余儀なくされます。

3.生活

家電製品や電話、パソコン、自動車等が故障しても、すぐに修理に出すことができません。

しばらく我慢の生活となります。

また、交際費もかけられませんので、人付き合いも少なくなります。

友達付き合いや親戚付き合いも当然少なくなります。

そのため、我慢と孤立化が進みます。

以上です。

シニアで貯金ゼロの場合、どのように生活していくべきでしょうか。

考察してみると

1.支出を減らす

無駄な支出や固定費をとにかく減らすことです。

生活を切り詰めるということです。

徹底的な金銭管理を行わないと支出を減らすことはできません。

2.収入を増やす

シニアですと定職に就くのは難しいケースが多いので、体が元気なうちはアルバイトやパート、派遣社員でもいいので、少しでも収入を増やす努力を重ねることです。

副業やプチ起業を始めるのもありです。

ネットを活用すれば、ビジネスチャンスはあります。

少しでも収入を増やす努力と行動が必要不可欠です。

3.専門家と繋がる

一人で悩んでも問題が解決しませんので、専門家と繋がることで問題解決の糸口がつかめます。

お金の専門家と言えば、ファイナンシャルプランナー(FP)です。

家計が苦しい火の車状態であれば、なおさらファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。

適格なアドバイスがもらえると思います。

他にも行政機関や民間企業、NPO等でも相談してみるのもよろしいかと思います。

貯金がないということは、毎日がその場しのぎで綱渡りの生活となります。

余力もなく精神的にも厳しい状況ですから、ここを改善しないとお先真っ暗となります。

それでも難しければ、最後は生活保護の受給をおすすめします。

まず第一歩を踏み出すことから、始めましょう。