■烏合の衆では家庭を支えることはできません!
時代の変化とともに家族の在り方というものも変わってきています。
特に今、社会問題となっているニートやひきこもりの存在がクローズアップされています。
これらの者は、働かないで親のすねをかじって生活をしている輩です。
いわゆるパラサイトと言われる単なる寄生虫です。
20代の若者から30~50代の中年に至る世代が主流です。
最近では60~70代でもパラサイトしている輩がいますから、驚きます。
どの家庭であっても、ニートやひきこもりのパラサイトを抱えているとその親は苦労します。
同居している兄弟姉妹も困り果ててしまいます。
時代が変化する中で、最近ではパラサイトが同じ屋根の下に複数いる家庭も出てきています。
1人でもパラサイトがいるだけでも大変なのにそれが2人以上、中には3人も抱えている家庭もあるのです。
そんなパラサイトしている兄弟姉妹をパラサイトブラザーズと言います。
パラサイトブラザーズは、当方が勝手に言っている造語です。
世間一般では、語られていません。
ですが、これだけニートやひきこもりが顕在している中で、このようなパラサイトブラザーズ状態の家庭が少しずつ増えているのも事実です。
パラサイトブラザーズは、兄弟姉妹揃って、親のすねをかじるだけで何も働く気もありません。
楽をして生きていくことだけしか考えていないクズのような連中です。
兄弟間はお互いに何もしないわけで、干渉しないで適度な距離で付き合っていればいいので、気楽です。
普通の家庭なら、親が子をつまみ出せばいいのですが、親に力がなく、甘やかしてしまったために、何を言っても何もしません。
親が元気なうちは、パラサイトブラザーズにとっては、自由気ままに生活できるのでパラダイス状態です。
ただし、親が病気や要介護となったり、亡くなったりすれば、状況が一変します。
1.親が要介護や入院となったとき
1)家事
親が今まで炊事・洗濯・掃除等家事全般を担っていたのが、全部できなくなってしまいます。
そのとき、パラサイトブラザーズの間で家事全般を分担していくことは不可能です。
なぜなら、親を当てにしているだけで、自分自身のことしか考えていない輩ですから、同じ兄弟姉妹のために、家事をやるという発想そのものがありません。
ですから、家事をめぐり、自分のことは自分でやるというような取り決めをせざるを得なくなります。
洗濯や掃除は何とかなっても、炊事は問題となります。
自分の分でさえ、調理したり、買い物したりしてこなかったため、炊事の用意ができなくてトラブルになります。
調理ができる兄弟が何もできない兄弟のために、調理などすることはあり得ません。
結局、自分の部屋でご飯を食べるようになります。
2.親が亡くなったとき
親が亡くなるとやることがたくさんありますので、順番に見ていきます。
1)葬儀
親が死亡するとまずやらなければいけないことは死亡届の提出です。
そのあと葬儀です。
葬儀をめぐり、パラサイトブラザーズは、社会性がないため、どのようにすればいいのかわからず、紛糾します。
収入がないのですから、結局、安くて簡素な葬儀を行うこと方向となります。
2)お墓
葬儀の次はお墓のことです。
菩提寺があれば、そこに納骨するか、散骨するのかでまた紛糾します。
ここでも、お金のかからない方法を選択します。
3)相続
そのあとは、相続が待っています。
自宅の不動産をめぐり、遺産分割でまとまる場合は共有名義となります。
まとまらない場合は、争いとなります。
預貯金や有価証券は分割しやすいので、協議をまとめやすいです。
ただし、勝手に引き出して自分のものにしてしまうと大きな争いとなります。
その他の諸々の手続がありますが、兄弟姉妹の誰が手続を行うのかで争うことも起こりえます。
4)遺品整理
最後に遺品整理が待っています。
これは重労働です。
パラサイトブラザーズには重労働はできませんから、遺品整理はできずにそのまま放置するケースが多いです。
5)生活費の負担
炊事や公共料金の支払い等をだれが負担するのかをめぐり、争いになりやすいです。
親の遺産があるうちはいいですが、なくなると支払いができず、電気やガス、水道が止まることも起こりえます。
以上です。
このように見ていくと、パラサイトブラザーズは、親頼みで生きているだけですから、兄弟間で支え合うという意識が欠如しています。
そうすると、争いの火種が表面化していきますので、バトルが始まり、地獄絵巻がスタートするのです。
耐えきれなくなった者は家から出ていっても、生活できず、野垂れ死にするでしょう。
最悪の場合は、兄弟姉妹がいても孤独死が待ち受けます。
そうすると、パラサイトブラザーズの未来は悲劇しか待ち受けていません。
ですから、いち早くパラサイトから脱出することでしか、道が開けないでしょう。
そのためにも、アルバイトからでもいいから、リスタートするべきです。
当方なら、起業をおすすめいたします。
地獄を選ぶか、極楽を選ぶかは当人次第です。