■恋愛感情を逆なでして詐欺を働く集団がいますので、要注意です!
コロナ禍では、在宅の時間が多かったため、ネットに費やす時間が今まで以上に増えています。
そうすると、ネットを活用して何か儲けようと考える人も増えてくるわけです。
それが、健全な方向であれば、問題ないのですが、中には悪質な輩がいて、ネットを活用してうまく人を欺こうとするわけです。
そのような輩が主導して最近になって増えてきた詐欺こそが「国際ロマンス詐欺」です。
この国際ロマンス詐欺は、若い外国人の男または女が、日本人の独身者で資産がありそうな人をターゲットにして、その資産を狙い、架空の投資に誘い込む手口です。
言わば、ハニートラップの一つの手口ということです。
出会いのきっかけは、SNSや交流サイトです。
若くて知的な画像の男女が華麗な経歴の自己紹介文を掲載しています。
学歴も海外の一流大学出身で、それなりの資産を持っている、大企業に勤務しているあるいは事業をして成功している等の巧妙な手でターゲットを魅了します。
はじめの頃は、たわいもない話から始まりますが、突如、「LINEのIDを教えてくれ」等と言い始めます。
ここで、おかしいと気が付けば、そこで終わるのですが、会話が始まってから、すっかり虜になってしまった人は、LINEでも会話を続けてしまいます。
そして、気が付くと暗号資産による投資話を持ち掛けてきます。
そこに、投資してしまえば、相手の思うつぼです。
詐欺だと気が付いた時には、相手と連絡が取れない状態となっています。
中に数百万円も投資してしまった人もいるようですが、後の祭りです。
弁護士に相談しても海外に送金されているため、取り返すのは、難しいです。
でもよく考えてほしいのは、一度も会ったことのない人からの誘いに、なぜ目がくらんでしまうのでしょうか?
やはり、甘い言葉に誘惑されて恋愛感情がオンになってしまうと、周りが見えなくなってしまうものでしょう。
まだ国際ロマンス詐欺という言葉そのものも表に出てこない時期に引っかかった人も多いです。
最近になり、被害者が増えたため、国際ロマンス詐欺がようやく知れ渡るようになりました。
テレビやニュースでも取り上げられるようになりました。
ちなみに当方のSNSにも、そのような外国人の輩からメッセージが来ました。
1~2回は、たわいない話でしたが、やはりLINEに誘導してくるのです。
それでピンと来ました。
それで、シャットアウトしました。
整理すると国際ロマンス詐欺の手口は、
1.ターゲットにSNSでメッセージを送ってくる
2.会話が盛り上がってくると、ターゲットをLINEへと誘う
3.LINEでのやりとりが恋愛感情にまで発展してしまうと、ターゲットに投資話を持ち掛けてくる
4.投資話に乗り、ターゲットに海外の指定口座へ送金させる
5.送金が完了したら、ターゲットとは一切連絡が取れないようにする
この手口は、単独犯ではなく組織的な犯罪です。
相手もプロですから、うまく心理を突いてきます。
ですが、どこかでおかしいと思ったら、シャットアウトすれば、こちらのものです。
また、最近では、外国人だけでなく、日本人になりすましたロマンス詐欺も出てきました。
手口は、同様です。
おかしいと思ったら、ただちにシャットアウトです。
詐欺集団ですから、うまい話をしてきますので、お気を付けください。