■シニアになっても働きたい方にぜひ取得してもらいたい資格とは
人生で役に立つものの一つに資格があります。
資格を取得する目的や年齢も人それぞれですが、資格があることによって、就職活動や転職活動に有利になったりするのも事実です。
また、資格によっては独立開業することも可能です。
そういう意味では、資格があるとあらゆる可能性が広がりますので、自分自身の人生を豊かにしてくれます。
数ある資格の中で、シニアの方にとって就職や転職する際に役立つ資格は何かと考えてみました。
これは、当職の独断ですので、あくまでも参考程度にしてください。
当職がシニアの方におすすめする資格、それは、やはり「宅地建物取引士」です。
これは、通称、「宅建士」と呼ばれる最も人気のある資格です。
何がおすすめする理由かというと、不動産業に関わったことのある方ならよくご存じのとおり、宅地建物取引業法で従業員の5人に1人の割合でこの宅地建物取引士を置かなければならないためです。
つまりは、宅建士がいないと宅地建物取引業を開始できないためです。
また、宅地建物取引士でないとできない業務もあります。
それは、不動産の取引における重要事項説明及び重要事項説明書の記名押印、契約書の記名押印です。
ですから、宅建業を行っている業者においては、宅建士を持つ方ならシニアでも採用してくれる可能性があるということです。
また、就職や転職だけでなく、独立開業も可能です。
不動産業に従事した経験のない方でも、いきなり不動産業を開業して成功している方も見受けられます。
その意味では、就職にも独立にも役立ち、かつ法令で置かなければならないので、最強の資格であるとも言えます。
試験自体は、年に1回です。
半年から1年程度がんばって勉強すれば、合格できる試験ですので、シニアの方でも努力すれば、取得できる資格です。
もう一つおすすめする資格は、「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。
ファイナンシャルプランナー(FP)はお金の専門家です。
資産運用や年金、相続や不動産などのほか、ライフプランの作成を通じて、顧客のマネードクターとして活躍しています。
この資格がなければできない業務というのはありませんが、金融や不動産、保険、会社の人事や総務で働いていた方なら、これまでの経験を活かすことができる資格です。
相談業務のほか、講演活動、執筆活動等でたくさんのファイナンシャルプランナーが活躍しています。
新聞や雑誌でもマネー記事では、よく見かけます。
試験は年3回開催されています。
金融・不動産・ライフプラン・保険・税金・相続等の分野を網羅して勉強しますので、案外勉強するのが楽しい資格です。
また、FP技能士は3級から挑戦することができますので、無理なく勉強して取得できる資格です。
上記2つが特におすすめの資格です。
あと、余力があれば、行政書士や社会保険労務士、中小企業診断士等にチャレンジしてみるのもよろしいかもしれません。
資格の取得は、スタートラインに立っただけです。
そこからどう活かすのかによって、資格は武器にもなり、伝家の宝刀にもなりえます。
学歴は案外役に立ちませんが、資格は本当に役に立ちますので、どこかで働きたい方や何かやりたいことが見つからない方もぜひとも資格の取得に挑戦してみてください。
がんばるシニアを応援いたします!