空き家管理の専門家とは

空き家管理の専門家とは

■空き家の管理の専門家は賃貸不動産経営管理士です!

少子化の影響で人口減少が止まりません。

人口減少により、様々な弊害が生じていますが、その中の一つと言えるのは、空き家の増加です。

空家の数は現在、約849万戸です。

空き家となる原因は、少子化による人口減少だけでなく、相続絡みが大半です。

空き家は、相続人が不明であったり、相続人が多すぎて、遺産分割協議がまとまらない等相続手続が滞っているケースが多いです。

あるいは、実家等を相続したが、自宅がある等の理由により住む予定がないため、放置されているケースです。

このように空き家となった状態では、人の気配がなくなるため、老朽化が進んでいきます。

その結果、ゴミ屋敷やお化け屋敷のようになってしまい、近所迷惑になりかねません。

空き家には、防犯対策や防火対策、防災対策が必要となります。

ですから、空き家は管理をする必要性があるわけです。

しかし、空き家の所有者は空き家管理の専門家ではありませんので、自分で管理するのが難しいのが現状です。

そこで、空き家管理を専門家にまかせたいというニーズが増えています。

でも、よく考えていただきたいのは、空き家管理の専門家とは、誰なのかということです。

意外とよくわからない方が多いです。

結論を言うと、空き家管理の専門家は、賃貸不動産経営管理士の一択です。

賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理のプロフェッショナルです。

資格が創設されてからの歴史も浅く、馴染のない資格かもしれません。

当初は民間資格でしたが、令和3年より国家資格へと格上げとなりましたので、徐々に認知度も上がっています。

賃貸不動産経営管理士は、不動産の賃貸管理のプロフェッショナルですので、空き家管理の専門家として最適な存在です。

賃貸不動産経営管理士は、空き家オーナーから相談を受ければ、空き家の現状把握から、賃貸借に関する情報やノウハウの提供、入居者の募集、賃貸管理の引受けなどのアドバイスを行います。

なお、賃貸不動産経営管理士に相談するとしても、賃貸不動産経営管理士として、独立している人はいません。

賃貸不動産経営管理士は、不動産管理会社(賃貸住宅管理業者)等の経営者や従業員として、活動しています。

したがって、空き家管理の相談する場合は、その会社のことも事前に調べてから相談するのがよろしいかと思います。

ちなみに、空き家管理士という民間資格があります。

相談するのはいいのですが、信用という意味では、雲泥の差があります。

やはり国家資格である賃貸不動産経営管理士の方が高いです。

空き家そのものに関する専門家には、司法書士、行政書士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー等もいます。

その中で、空き家に関する相談窓口となる相手としては、賃貸不動産経営管理士がベストであると言えます。

今後も増え続ける空き家に対して、政府としても、賃貸不動産経営管理士という国家資格を創設して、対応したもらいたいという切なる想いがあります。

空き家という財産を守り、有効活用できるような相談やアドバイスを求めるなら、賃貸不動産経営管理士が在籍する賃貸住宅管理業者に相談してみてください。