シニアのパート事情とは

■シニアにとってのパート労働は、きびしいものでありますよ!

先日、60代前半の女性パートの方とお話ししました。

この方は、若い頃から保育に携わる仕事をしていて、現在、生活費を稼ぐために、児童向け施設でパート職員として働いているそうです。

パート職員としての待遇は、時給1,050円だそうです。

現在、神奈川県では最低の時給は1,011円(2020年現在)ですから、時給としてはそれほど高いわけではありません。

シニアにとっては、これまでの経験やキャリアがありますが、パートだと、優遇されるわけでもなく、10~20代の若者と同じ程度の時給です。

1日あたり、5時間の労働で週3日勤務ということです。

ということは、1日当たりの収入は、5,000円で週に換算すると、約15,000円。

1か月あたりの収入は、60,000~80,000円ということになります。

この方は、今はこの仕事のみということですが、この金額だけでは、小遣い稼ぎにはいいかもしれませんが、生活費の足しにくらいしかなりません。

日々の生活に余裕はまったくないそうです。

これがシニアのパートの現状を表しているのではないでしょうか。

もっと若ければ、パートを掛け持ちする等により、前記の倍以上の収入にはなります。

しかし、シニアの場合は、個人差もありますが、体が無理がききませんので、勤務時間を延ばしたり、休みを入れないわけにはいきません。

年金受給前の方であれば、なおさら、生活費を稼ぐために、このような勤務体系で甘んじている方も少なくありません。

ですから、生活費を切り詰めたり、貯金を切り崩して生きていかなければなりません。

老後のことを考えれば、預金が2,000万円でも足りないのではないでしょうか。

また、シニアが働く場もまだ少ないと思います。

これから、シニア世代を宝として、採用する企業が増えてくることを期待したいです。

シニアを取り巻く環境も厳しいですが、シニア世代がパートだけでなく、正社員や起業をめざす等の活躍なくして、社会の発展はありません。

現役世代の方も事前に老後の対策を考えておくことも重要です。

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