■年賀状の作成が負担と感じる方が行うべき儀式とは!
12月に入り、師走で慌ただしい日々を過ごしている方も多いかと思います。
12月になると、毎年、頭を悩ませることで思い浮かぶのが年賀状のことです。
年賀状を作成する方法やその負担は、人により異なります。
しかし、高齢になるとやはり年の瀬には勝てず、年賀状を作成するのが面倒になったり、億劫になったりする方も多いです。
そこで、年賀状に「今回限りで、年賀状を出すのを終わりにします」という文面を入れておく方が最近では増えています。
このような最後の案内となる年賀状を「終活年賀状」といいます。
終活年賀状といっても、特に決まった文面や形式はあるわけではありませんが、「高齢となり、年賀状を作成するのが困難となるので、来年からは年賀状を出すことはできません」といった内容です。
理由を書いてもいいですし、書かなくても構いません。
終活年賀状は、決して縁切り状ではありませんので、相手との関係を切る文面にするのは、いかがなものかと思います。
年賀状でのやり取りは難しくても、電話やメールでのやりとりなら、大丈夫であれば、関係性を継続させるのが得策です。
終活年賀状は、年賀状の存在を否定するものではなく、自分自身の年末の儀式の終了を告げるものであります。
終活ブームの中で、今や終活年賀状がブームになりつつあります。
相手に対して何も告げずに年賀状を突然辞めてしまうよりも、むしろ、親切なものであると理解することが寛容なことであります。