子なし夫婦と関わるときの注意点とは

子なし夫婦と関わるときの注意点とは

■子供がいない夫婦の前で子供の話題をすると嫉妬されますので、要注意です!

人生では、叶わないこともたくさんあります。

先日、大学の同級生と会ったときに、「自分は26歳で結婚したけど、子はできなかった」と話をしていました。

ナイーブな話題なので、あまりこちらからは何も言わず、聞いていたところ、奥さんが子宮の病気があるため、どうしても子供ができなかったとのことでした。

世の中には、子供のいない夫婦もたくさんいます。

中には、あえて、子供を作らない夫婦(DINKS)もいますから、珍しいことではありません。

それでも子供が欲しかったにもかかわらず、不妊治療等を行ったにもかかわらず、結果的に子供ができなかったのは、やむを得ないことです。

子供がいない分、時間に余裕があるのですから、夫婦としての時間を楽しく過ごせれば、それで問題ないのかと思います。

ただし、子なし夫婦との会話は気を付けないといけません。

先程の友人も子供の話題になったときに、態度が急変しました。

やたらと根掘り葉掘り突っ込んで聞いてくるのです。 

本人曰く、「人の子供の話を聞いているのは、楽しい」と言っていましたが、受け取る側としては、明らかに子供がいる人への嫉妬であり、ひがみ根性丸出しという印象でした。

もちろん、子供のいない人がすべて、子供のいる人へ嫉妬心を持っているわけではありません。

しかし、中には、このように当てつけのようなことをする人も少なからずいます。

ですから、子供のいる人は、子供のいない人と関わったとしても、子供に関する話題は触れないようにするのが望ましいです。

それでは、子供が欲しかったけれど、できなかった人は、本気で子育てをやってみようと思っているのかというと、これもまた微妙です。

特別養子縁組という制度があります。

子なし夫婦が他人の子供を受け入れて、養親となり、育てていくのです。

本気で子供を育ててみたいと思っているのなら、ぜひ、特別養子縁組をして、夫婦で子育てに挑戦していただきたいです。

もちろん、他人の子供を迎え入れて育てるというのは、命を図かることですから、相当な決断が必要です。

しかし、この友人は、本気で子育てをやってみようという気はないのです。

だから、特別養子縁組を利用する気もまったくないわけです。

子育てを経験しないということは、恥ずかしいことではありません。

しかしながら、人生における大きな学びを経験していないということなので、意識や理解力は高まりません。

これは、育児だけでなく、介護も同様です。

人生において、育児も介護も経験していないということは、人生の始まりと終わりがわかっていないということです。

そのような人が、どのようなことを言っても、重みがありませんので、すべて軽薄で、人生を甘く見ているのです。

子供のいない夫婦は、大きな学びの機会を逃したという事実は否めません。

老後になると、子育てをしたかったという思いが強くなる方もいます。

他人のことを嫉妬するくらいなら、自分でも子育てをやってみようという心構えが必要であると思います。