相続

相続権を濫用した事件とは

高齢者が、再婚によって生じるリスクとは

少し時間が経過しましたが、依然、京都で妻が青酸化合物で75歳の夫を死亡させたとする事件がありました。

入籍してからわずか1か月で事件に至るわけですから、明らかに計画的な犯罪です。

動機は、夫の財産目当てのようですね。

入籍していれば、配偶者として、相続権を手に入れることができるわけですから、実に悪質な事件といえます。

昔から、このような事件はありました。

後妻となる人物が腹が黒い訳あり人物ですから、気を付けないといけません。

最近では「後妻業の女」という映画まで誕生していますから。

そういう意味では、高齢の方の場合、結婚するときは、財産目当てでないかを腹を探っておくことも大事です。

本人が気が付かなくても、家族や友人も忠告してあげることも思いやりではないでしょうか。

高齢でさみしい気持ちもわかりますが、入籍せずに、内縁関係にとどめておくという選択肢もあります。

相続が発生したときに、実子と後妻との間で必ずと言っていい程、トラブルが発生します。

高齢の方の結婚には、その点も考慮してから、慎重に行うようにしてください。

相続に関する本の分類とは

■相続の本はたくさんありますが、どんな種類があるのでしょうか

相続税改正や終活ブームも重なったということで、書店に行くと、相続に関する本がたくさん並んでいます。

そこで、相続に関する本はどのように分類できるか、簡単に解説してみます。

1.相続手続に関する本

相続の手続きを詳細に解説しています。

主に行政書士や司法書士が書いています。

相続のすべてが3時間でわかる本参照

2.遺言に関する本

遺言の作成に関する手続きを詳細に解説しています。

主に行政書士や司法書士、弁護士が書いています。

3.相続対策に関する本

相続対策(遺言・生前贈与・生命保険・不動産等)について詳細に解説しています。

主に税理士やファイナンシャルプランナーが書いています。

4.相続全般に関する本

相続手続から相続対策まで網羅しています。

雑誌等も出ています。

主に行政書士や司法書士、税理士、ファイナンシャルプランナー(FP)が書いています。

5.エンディングノートに関する本

こちらは、行政書士や司法書士、弁護士、税理士、FPから、葬儀社、出版社が書いています。

終活を考えはじめた人のエンディングノート参照

6.終活に関する本

終活ブームに便乗して最近、出てきました。

こちらも、行政書士や司法書士、弁護士、FPから、葬儀社、出版社が書いています。

以上です。

相続は範囲が広いので、一冊ですべてがわかるものではありません。

気に入った書籍があれば、何冊か購入して勉強してみてください。