シニア

過労老人とは

■シニアの方が貧困に陥ると大変なことが待ち受けます!

貧困問題が騒がれていますが、高齢になって、お金に困る状況の人が増えています。

定年前は会社員等でまじめに働いてきたので、それなりの収入もあり、十分に生活できていた人が、退職後に配偶者の病気や介護、あるいは死別や離婚、子供の失業やひきこもり等により、生活状況が苦しくなるケースです。

そのため、高齢になってからも仕事をしたり、中には掛け持ちで働く人もいます。

そのような生活のために働かざるを得ない高齢者を「過労老人」といいます。

過労老人が増える要因としては、医療費の負担増や増税のため、年金収入だけでは生活できないためです。

70代以上の方が働ける場所といってもほとんどがアルバイトです。

時給わずか数百円で働かないと生活できない状況というのは、非常に苦しいことでしょう。

ましてや高齢となると若いころのように無理がききませんし、体力も低下している中での労働ですから、きびしいものがあります。

どうしても働くことができなくなったら、生活保護を申請するのも一つの方法です。

過労老人となると、生活だけでなく、気持ちに余裕がなくなります。

過労老人にならないためには、年金以外の収入源を確保しておくこととライフプラン表を設計することが大切です。

自営業の方なら、体力と気力が続く限りは、仕事を続けたほうがいいですね。

ライフプラン表を作成することで、収入と支出を把握できます。

特に支出は、医療・介護・葬儀等の大きな負担を計算しておくことが肝となります。

人生100年の時代がやってきますので、高齢になって、生活に困ることがないような人生設計が求められます。

シニアの留学とは

■シニアの大冒険!海外留学が今ブーム

一般的に現役世代のときは、仕事や家庭に追われて時間もなかった方でも定年退職などリタイアすれば、時間にも余裕が出てきます。

余裕ができれば、今までできなかったことや挑戦してみたいことも出てくるのではないでしょうか。

そんな中、最近シニアの方で留学をする方が増えています。

シニアの留学としては、まず2週間から4週間程度で無理のないスケジュールを組む方が多いです。

留学の目的は、語学のレッスンもありますが、その国の文化や風習等を学ぶこともあります。

何よりも海外で暮らすという体験は、大きな刺激を与えるのは間違いありません。

気持ちも体も若返るのではないでしょうか。

留学先で多いのは、イギリス・フランス・ドイツ・スペイン等のヨーロッパ。

オーストラリア・ニュージーランドのオセアニア。

アメリカ・カナダの北米。

アジア諸国等。

ひとりでは不安という方も団体で募集しているところもありますので、相談してみるとよろしいかと思います。

同年代の仲間がいれば、不安も解消されますし、楽しさも倍増します。

一度はまると何回も留学をしたくなる方もいるそうです。

ぜひ、機会があれば、シニア留学に挑戦してみてはいかがでしょうか。

スマートシニアとは

■これからの時代は知的に生きるシニアが活躍します!

最近、「スマートシニア」という言葉を耳にします。

スマートシニアとは、アクティブシニア層の中でもさらに元気で積極的な消費行動を取るシニア層を指します。

「スマート(smart)」とは、もともと「賢い」という意味ですが、スマートシニアとは、「知的で賢く、格好良く老後を楽しむ世代」と定義されています。

また、米国の「シニアネット」の調査結果によると、アメリカにおいてスマートシニアは以下のような特徴を持つとされています。

1.一日に一度、そして毎週10時間以上ネットを使う。

2.若い世代よりもオンラインショッピングに積極的である。

3.市場において自らの意見を積極的に発表する。

日本でも携帯電話やインターネットを使いこなし、積極的に情報収集を行い、オンラインショッピングを楽しんだり、趣味を楽しんだりというスマートシニアが増えています。

スマートシニア層は、これまでの社会的弱者としての「高齢者」のイメージを覆し、自立した新しい世代の中心的存在として注目されています。

アクティブシニアとは

■生き生きとした元気なシニアが増えています!

最近、「アクティブシニア」という言葉を耳にします。

アクティブシニアとは、50~64歳までの、自分なりの価値観を持つ元気な世代のことです。

このアクティブシニア層は、年齢に関係なく仕事や趣味に非常に意欲的であり、社会に対してもアクティブな行動を起こす新世代シニアと定義されています。

このアクティブシニア層は、自分をシニアと思っている訳ではなく、むしろ「青年の延長」と思っているのです。

知的好奇心が旺盛で多趣味、50代からの人生を第二の青春、セカンドライフ(第二の人生)の始まりと捉え、新しい事にチャレンジする精神も持ち合わせています。

そういえば、最近、町内会や自治会等の地域での活動や市民活動団体などにもこの世代ががんばっているのをよく見かけますね。

50代の私も見習いたいと思います。