■親戚づきあいは煩わしいものであり、トラブルになることもあるのです!
世の中、生きていくうえで、家族以外にも、ご近所や町内会、子供がいれば、学校や子供会、友人知人など様々な付き合いがあるわけです。
楽しい付き合いもあれば、義理で仕方なく付き合っていることもあります。
様々な付き合いの中で、微妙な距離感の付き合いがあります。
それが、親戚づきあいです。
親戚は、両親や祖父母の兄弟姉妹の親族等、生まれた時から付き合いのある人もいれば、兄弟姉妹の親族等の元は他人であっても、婚姻関係により、親戚づきあいが始まる人もいるわけです。
親や祖父母の兄弟同士で仲が良くて、冠婚葬祭以外の場でも家族同士で集まったりして、にぎやかになるのは結構なことです。
親戚でも家の距離が近ければ、会う機会も多いかもしれません。
ただし、親戚づきあいは節度を持って付き合わないと苦痛になったり、トラブルになったりすることもあります。
声を出して付き合うのを遠慮したいと言うことができないので、仕方なく付き合うこともあったりします。
慣れ親しんでいる親戚は様子がよくわかるのでいいのですが、新たな関係で始まった場合は微妙です。
最初の頃は、相手の様子を見ながら、表面的な取り繕いで話していますが、気が合う、合わないがやはり出てきますので、そこで距離感が出てきます。
話が合わないと思えば、冠婚葬祭等で集まる機会があっても話をせず、会釈程度で十分です。
また、親戚とはいえ、子供同士は、必ずしも仲がいいとは限りません。
そのため、大人になると、交流が少なくなったり、全くなくなることもよくあります。
地域によって異なりますが、親戚づきあいが多い所もあれば、全くないということもあります。
そんな親戚づきあいですが、時間の経過とともに関係が切れてしまうこともしばしばあります。
関係が切れる要因としては、
1.すれ違い
親戚同士で会うので、話をしても、生活レベルや教養の差などにより、話が合わないこともあります。
そのような方とは、表面的な付き合いですから、次第に連絡を取り合うこともなくなりますので、ごく自然に縁が切れていくものです。
2.トラブルの発生
親戚同士であっても、金銭問題・不法行為・犯罪行為・名誉棄損などが発生してしまうと、けんかになります。
金銭の貸し借りは絶対にダメです。
また、誹謗ややっかみのメールや手紙を送りつける等はもってのほかです。
ニートやひきこもりがいると段々距離が離れていきます。
犯罪者が出れば、言語道断です。
そのようなトラブルが発生すると、あっという間に縁が切れてしまいます。
3.介護や育児
親戚同士といえ、介護や育児をきっかけに関係が切れることもあります。
はじめのうちは、お手伝い程度で協力的でも、段々負担感が出てくると、生活に支障が出てくるので気まずくなり、けんかになります。
4.遺産相続
親戚同士で一番気まずくなるのは、相続です。
どんなにそれまで仲良く過ごしていても、遺産分割協議でもめると関係の修復は無理です。
裁判にまで発展してしまうケースもあります。
親戚づきあいは、案外難しいものですが、付き合うこと自体は、強制でも義務でも何でもありません。
親戚だからといって、気の合わない人と付き合うことに何の意味などありません。
ましてや自分にとって有害で迷惑な人物であれば、絶対に付き合ってはいけません。
時間がある方ならまだしも、現役世代で多忙な方なら、せっかくの休日をつぶしてまで、付き合う意味があるのか、検討してみるのもいいと思います。
ですから、無理してまで付き合う必要はありません。
付き合いたくないなら、スパッと切ってしまうほうが楽です。
縁の切り方ですが、電話に出ないようにしたあと、着信拒否設定にするのもおすすめです。
LINEならブロックしてください。
郵便物や贈答品が来ても、相手にしないことです。
引っ越すと住所が不明となるので、それもありです。
強力な縁の切り方は、離婚することです。
死別された場合は、死後離婚という手もあります。
私自身も体験したから、断言できます。
煩わしい親戚関係も断捨離してみることをおすすめします。