■葬儀をするのは当たり前ではない時代に突入!
景気の低迷が続く中、葬儀の世界でも確実に変化が起きています。
今までは、人が亡くなれば、葬儀を行うのが当たり前の時代でした。
しかしながら、今や経済的理由、あるいは地縁・血縁がない(身寄りがない)等により、葬儀を行わないケースが増えています。
葬儀を行わない場合、直葬(ちょくそう)といわれ、火葬のみの葬儀です。
費用も安価なので、直葬を利用するケースが増えています。
葬儀をしない場合も、亡くなった場所からの搬送、納棺、安置、死亡診断書の提出と火葬許可証・埋葬許可証の取得、火葬が必要です。
この場合、身内だけで火葬に臨みますが、火葬時に僧侶にお経をあげてもらうこともできます。
実際に経験したのですが、直葬の場合、参列者もほんの数名ということもよくあります。
これは、簡素ながらも家族の代わりになって、故人を送り出すということです。
超高齢社会の中、今後も葬儀をしないという選択が増えることは間違いないでしょう。