■龍神を崇めることこそ開運につながります!
年末年始になると干支のことが話題になります。
十二支の中で一つだけ空想上の生き物がいます。
それが龍です。
何故、龍が干支に入っているのか不思議なことですが、龍は世界中の神話や伝説に古くから登場します。
龍の起源は、一つは、龍の原型がある生き物あるいは多種類の生き物であるという説です。
蛇、馬、ラクダ、鹿、虎、牛、魚等の9種類の組み合わせ。
もう一つは、自然現象あるいは2種類以上の芸術的な動物具体像の組み合わさったものとする説。
たとえば、雲、虹、稲妻などを原型とする説です。
ちなみに龍神信仰の起源はインドの「ナーガ信仰」であるといわれています。
ナーガとは、蛇(コブラ)です。
インドでは、雨期と乾期がはっきりしているので、乾期が長く続くと農民は困ってしまうため、「水の神」を拝んでいました。
龍はこうして農村、山村そして漁村でも最も一般的な水の神となり、特に梅雨を期待して田植えを行ってきた水稲耕作民の龍神に対する信仰は深かったと思われます。
それが中国にも伝わり、怪物のようなイメージで龍が日本にも伝わったといわれます。
中国や日本では、龍は、水の神以上に権力や権威の構造とも結びついて伝承されてきた偉大な力ある神聖な動物として崇められています。
つまり、龍とは、王様のようなものです。
龍神信仰は、仏教に帰依した点もあり、広く一般大衆に浸透し、民衆信仰と結びつきました。
龍神を崇めていた歴史上の人物も多いです。
代表的なのが、戦国武将の上杉謙信です。
軍神とも言われ、戦国最強であった上杉謙信は、「越後の龍」とも言われていました。
また、上杉家の軍旗に一筆書きの係り乱れ龍を掲げていました。
この軍旗は、総攻撃の合図でした。
龍神信仰は、代々脈々と受け継がれています。
全国各地に龍神を祭られている寺院や神社もあります。
お寺に行くと手をぬぐうところに龍が飾られているところが多いです。
龍神が付くと運気が上がると言われています。
龍神を崇めていくのが、開運への近道かもしれません。