■認知症の方とその支える家族の心強い味方です!
超高齢社会で増えているものの一つは、認知症患者です。
認知症は、ある日突然発症するというよりは、時間をかけて徐々に発症します。
同居の家族も異変を感じながら、過ごしているうちに、症状が悪化してしまうことも多いです。
あと、外出しなくなったり、寝たきりになると脳への刺激が少なくなることから、進行してしまいます。
認知症になると、本人だけでなく、支える家族にも大きな負担が生じます。
家族の支えも長期化すると精神的にも肉体的にも限界を迎え、家庭生活が悲惨なものになってしまいます。
そこで、認知症を支える家族を支援していかなければならないと立ち上がった人たちがいます。
それこそが、認知症サポーターです。
認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者として日常生活の中での支援をしていただく方のことです。
サポーターといっても特別なことをするわけではなく、友人や家族にその知識を伝えたり、隣人として、あるいは商店街、交通機関等、まちで働く人として活動していくことが役割です。
「認知症サポーター養成講座」を開設しており、この講座を受講したサポーターには、その証として認知症を支援する「目印」としてのブレスレット「オレンジリング」を全国キャラバン・メイト連絡協議会から渡されます。
現在、「認知症サポーター100万人キャラバン」を展開中です。
これは、認知症について広く知っていただくためのキャンペーンのひとつとして、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で100万人養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちをめざそうとするものです。
認知症の方が増える中で、このような取り組みが果たす役割は大きなものとなると思います。