■認知症対策として新たに誕生したコミュニティの場とは
認知症になる方は増えており、認知症の方を支える家族も大変な苦労をしています。
また、認知症が原因で交通事故を起こすケースも増えており、家族だけでなく社会問題となっています。
そのような中で家族や地域の人々と共に認知症や介護について語り合う場が設けられています。
そのような場を「認知症カフェ」といいます。
認知症カフェの普及に関しては、厚生労働省が「認知症施策推進総合戦略(通称:新オレンジプラン)」の中で認知症の介護者の負担軽減策として掲げたものです。
行政側からの政策でもありますが、地域の中でも居場所づくりに取り組む活動も見られていますので、行政主導だけでなく、地域住民主導でもあります。
認知症カフェは、行政機関でも病院や介護施設でもありませんので、気軽に足を運べます。
認知症の方を支える家族の方にとっては、交流を通じて、介護の情報共有とともにリラックスできる場であるでしょう。
要するに認知症カフェとは、地域コミュニティの場であるということです。
空き家が増えていますので、空き家を認知症カフェとして活用するケースも増えています。
介護サービスを受ける前に気軽に足を運んで相談してみるとよろしいかと思います。
今後、このような場が増えてくることを願います。