■最期の時は、自宅が理想ですが、そのためには対策が必要不可欠
終末期をどこで迎えたいかと聞けば、自宅と答える方が大半です。
しかしながら、現実は、病院で亡くなる方がほとんどです。
それでも、やはり自宅で最期を過ごしたいと思うのは、当然のことでしょう。
それならば、自宅で最期を迎えるためにはどうすればいいのでしょうか。
それにはやはり、家族の理解と協力がなくてはなりません。
終末期の場合は、ひとりでは何も出来ない状態ですので、付きっきりで見てくれる家族が必要ですね。
実際に終末期は、在宅の場合は、家族の誰かが世話をすれば、自宅で最期を迎えることは不可能ではありません。
ただし、精神的にも肉体的にも経済的にも相当の負担になることは間違いありませんので、そのようなことができる家庭は少ないでしょうね。
介護離職者も増えていますが、仕事を辞めてまで面倒を見てもらうということは、心苦しいことでもあります。
ひとり暮らしの方の場合は、孤独死となってしまいますので、万一に備えて、すぐに自宅に来てもらえる方を確保しておくことが大切です。
在宅看護を利用することも大切です。
いずれにしても自宅で最期を迎えるのは、周りに負担を与えてしまいます。
そのあたりを考慮して、最期を迎える準備を考えていく必要があります。