相続権を濫用した事件とは

相続権を濫用した事件とは

高齢者が、再婚によって生じるリスクとは

かつて、京都で妻が75歳の夫を青酸化合物で死亡させたとする事件がありました。

入籍してからわずか1か月で事件に至るわけですから、明らかに計画的な犯罪です。

動機は、夫の財産目当てのようですね。

入籍していれば、配偶者として、相続権を手に入れることができるわけですから、実に悪質な事件といえます。

昔から、このような遺産目当ての事件はありました。

後妻となる人物が腹が黒い訳あり人物ですから、気を付けないといけません。

「後妻業の女」という映画まで誕生していますから。

そういう意味では、高齢の方の場合、結婚するときは、財産目当てでないかを腹を探っておくことも大事です。

本人が気が付かなくても、家族や友人も忠告してあげることも思いやりではないでしょうか。

高齢でさみしい気持ちもわかりますが、入籍せずに、内縁関係にとどめておくという選択肢もあります。

相続が発生したときに、実子と後妻との間で必ずと言っていい程、トラブルが発生します。

高齢の方の結婚には、その点も考慮してから、慎重に行うようにしてください。