■新盆を迎える方にとって用意するものが、お返しです!
お盆の時期が近づくといつも思うことは、お盆の時期はいつだったかということです。
お盆の時期は、これまでにもお伝えしているので、もう皆さまお分かりだと思います。
お盆の時期は、毎年8月13日から16日までです。
13日は、「お盆の入り」ですね。
お盆になると、先祖の霊が帰ってくるといわれますが、今回、新盆を迎える方もいらっしゃると思います。
新盆とは、故人が亡くなって四十九日の後、つまり忌明け後に初めて迎えるお盆のことです。
「にいぼん・しんぼん」などと呼びます。
また、初盆(はつぼん)という場合もあります。
新盆は、故人の霊が初めて帰ってくるお盆ですので、家族や親族のほか、故人と親しかった方を招いて、特に手厚く供養を営みます。
そのため、新盆は、知人が突然お参りに来ることもあるので、その準備も考えておきます。
家に来ていただいて、お供えをいただいた場合、お返しをするのが礼儀です。
お返しの品の金額は、いただいたお供えの金額の半分から3分の1程度です。
新盆の香典は、5千円から1万円くらいですので、2千~3千円程度の品であれば、問題ありません。
なお、一般常識として、お返しの品は、消えるものを選ぶのが定番です。
なぜ、消えるものがというと不祝儀を残さないというためです。
ですから、食べ物が好まれます。
その中でも夏場ということもあり、人気があるのが、「そうめん」です。
他には、お菓子・ゼリー・のり・水ようかん等の日持ちするものが多いです。
中には、洗剤やタオル・石鹸を選ぶ方もいます。
なお、お返しを渡すタイミングは、帰り際にお渡しします。
また、郵送でお供え物をいただいたときは、2週間以内に郵送でお返し物を送ります。
また、お返し物には、のし紙を付けます。
のし紙の表書きには、「志」・「初盆志」・「新盆志」・「粗供養」等の文字を記入します。
さらに、お礼状も付けます。
新盆は、準備が大変なので、手伝ってもらえる方がいれば、お願いすることも検討してください。