■現代社会にとって、お墓は不要なのか考えさせられます!
このところ、週刊誌やテレビ等で「終活」に絡む内容が取り上げられる機会が増えています。
まだまだ終活ブームは衰えていません。
その中でも目を引くのが、「墓じまい代行」です。
墓じまいとは、先祖代々の家墓を撤去して、遺骨を合葬墓に移すことです。
墓じまいを行う背景には、墓守をする後継者(祭祀承継者)が不在であることや墓が遠方にあるために、お墓参りにも行くことができない等の理由があるためです。
お墓を承継していくことは、精神的にも経済的にも負担になることから、近年のお墓は不要であるという風潮や考えもあると思います。
先日も電話でのご相談で、要介護の父親の面倒を見ている長男が仕事もしないのに、金遣いが荒いので、もしかして父親の財産に手を付けているのではないかといった内容でした。
その長男がすでに亡くなった母親のお墓を承継する気はないということで、今のところは、長女である相談者が負担しているが、父親が亡くなった後も管理するのは、しんどいので、どうしたらいいのかという内容でした。
お墓というとどうしても先祖代々が眠る場所ということで、承継していかなければならないという考えをお持ちの方もたくさんいるのも事実です。
お墓の承継を巡って、トラブルになるケースも案外あるというのが本当のところです。
墓じまいを行うためには、墓の管理者から埋葬証明書を出してもらいます。
ただし、お寺にとっては、檀家が減ることで、収入が減るわけですから、いい顔はしません。
中には高額な離檀料を請求されるケースもあります。
埋葬証明書と遺骨を移す先の霊園の受入証明書等と一緒に自治体に提出し、改葬許可をとります。
当相談所でも、改葬許可申請手続代行サービス を行っています。
ぜひご相談ください。