■事業承継こそ家族の絆が試されます!
先日、事業承継に関するご相談を受けました。
そこで、事業承継に関するポイントについて、お話いたしました。
事業承継で一番のポイントとなるのは、株式(自社株)をどうするかということです。
中小企業の場合、経営者が大半の自社株を所有しています。
しかも中小企業に関しては、家族経営が主流です。
ですから、最初にやるべきことは「家族会議」です。
会社を家族の誰が承継するのか、決めることです。
事業承継に関するしっかりとした話し合いができていれば、スムーズなのですが、そこが親子間ということもあり、難しい点でもあります。
親は子に継がせたいと思っていても、子にその意思がないこともあります。
それでも、会社を売却が決まる寸前になって、子が継ぐというケースもありますので、じっくりと話し合うことが何よりも大切です。
親が決断を下す前に一度「会社の創業の想い」や「会社の歴史」を聞かせておくべきです。
それにより、会社を継ぎたいという思いが湧きあがることもありますので。
会社の業績もふまえて、事業承継をどのようにすべきか考えておくことは経営者の責務ともいえることですね。
※事業承継対策参照