■実家に帰れないということは後の人生は自己責任です!
誰でも子供の頃に住んでいた家には、思い出があります。
今も住み続けている人もいれば、家を出て、独立されている方もいます。
家を出ている方は、いくつになっても、実家に対して思い入れというものがあるのではないでしょうか。
しかし、人生のどこかで家族との縁が切れてしまう方がたくさんいます。
進学や就職などで若いうちに、家を出てしまい、家族と疎遠になる方もいます。
そうすると、実家へ帰る機会というのが、なくなってしまいます。
また、実家の方は、長男や長女等が実家を両親と同居していたりすることもあれば、あるいは、両親が他界していれば、その実家は、長男や長女等の家族が跡を継いでいたりもします。
そうなると、実家には、行きづらくなります。
また、両親や兄弟姉妹と絶縁になるほどの喧嘩や争いごと、非行や不法行為に走った場合は、実家に帰ることはできなくなります。
最近、流行りの毒親がいる場合、顔も見たくないような関係であるので、実家があっても帰ることはあり得ません。
当方がこれまで見てきた事例としては、やはり、相続に関する争いがきっかけで、兄弟間の関係が気まずくなり、実家に帰ることができなくなったケースをよく見ています。
上記以外にも、実家の荷物を勝手に運んでしまったり、庭木の剪定を無断で行う等の財産侵害行為により、実家から追放処分されるケースもありました。
また、実家を相続する者がおらず、空き家となり、売却してしまうケースもあります。
いずれにせよ、実家に行くことができなくなるというのは、自分自身のルーツを辿ることができなくなることであり、両親や兄弟姉妹との縁が切れてしまい、頼ることができなくなっているということです。
自分のルーツが閉ざされたということで、自分自身の存在意義を考えさせられることもあります。
親や兄弟姉妹からの支援や付き合いは一切なくなるわけですから、退路を断つ気持ちで、自分の人生を切り開く必要があるということです。
もちろん、実家がなくても生きていけるのですから、後ろ向きにはならず、前を見て生きていくしかありません。
実家に行くことができないのは、寂しいことかもしれませんが、あとのことは、他の兄弟にまかせて、自分の今の家族を大切にしていくことに専念すべきです。