■死んだらどうなるのかという答えを持つと生きざまが変わります!
人生というものは、長いようで短いものです。
ですから、限りある人生を充実させるためにも、日々を大切に生きていくことが肝要です。
そして、人生の晩年になると不安になること、あるいは考えることがあります。
「それは死んだらどうなるのか」ではないでしょうか。
若い世代でも誰もが一度は考えることでしょう。
私たちは、毎日死に向かって生きているわけですから。
そんなとき、自分なりに「死生観」というものを持っておくことが大切であると思います。
死生観とは、死を通した生の見方のことをいいます。
類型に分別すると、
1.人が死んだらどうなるか?どこへ行くのか?
2.死後や死者をどう捉えるか?
3.生についての人々の考え方や理解の仕方
4.生きることとは何か?死ぬこととは何か?
などがあります。
私も学者ではありませんので、説明するのも難しいですが、以下、自分なりの考察です。
1に関して、霊界と言われる所に行くでしょう。
具体的には階層があって、その亡くなった方の人生を総合的に採点して行く場所が決められます。
ですから、生きざまが重要となってきます。
2に関して、死んだ直後は自分が死んだということが認識できないといつまでもこの世を彷徨う幽霊になってしまいます。
なお、死者の魂は霊界に行きますが、そこまで遠い世界ではないようです。
3に関して、上記で述べたように生きざまにより、霊界で行く階層が変わります。
どうせ行くなら、高い所へ行きたいものです。
ですから、日々精進するのではないでしょうか。
4に関して、生きることは、この世での修業であり、学びに来ているのです。
そして、「自分の修行を通じて、理解していくこと」「人生は法則を理解するためにある」と教えていただいたことがあります。
様々な現象を通して、なぜ見せられたのかを理解していくことで、自分のとらわれをなくし、自由自在になっていく。
そのような意味です。
これが最も大事なことだと思います。
霊界では、何もしなくても過ごせますが、ただ時間が過ぎていくだけです。
ですから、この世に舞い降りてきているのです。
つまり、死生観を持つことは、どのように生きるのかを悟ることでもあります。