■ヘルパーといえども所詮は他人!他人を家に入れるときは気を付けないと大変なことになりますよ!
超高齢社会において、家族だけでは介護を担うことができないケースも多いです。
そんなときに在宅にて訪問介護にて、ヘルパーを利用する方はたくさんいます。
しかしながら、ヘルパーといっても人により、能力に差があります。
料理が得意でない人や家電製品の取り扱いが苦手な人もいます。
まだそれだけならましですが、中には、とんでもない悪人もいます。
訪問介護で来ているにも関わらず、金品を盗んでしまう人もいます。
このようなヘルパーでいながら泥棒となる人を「略奪ヘルパー」といいます。
略奪ヘルパーは、利用者が一人暮らしであったり、同居の家族が不在の間を利用して、訪問介護を装いながら、泥棒になってしまうのです。
特にアルツハイマー等で判断能力が低下している方がヘルパーを利用されている場合、ヘルパーに高価な品をあげてしまうことがあります。
親族からの問い合わせで発覚します。
遺族がそのヘルパーに問い詰めて返還を求めても、ヘルパーは利用者からもらったと主張して、話が平行線になり解決できません。
また、ご主人がお亡くなりになった後、奥さんがまとまったお金がほしいので、遺品を買い取ってもらおうと、クローゼットや宝石箱を開けてみたら、何も入っていませんでした。
調べてみると、やはりヘルパーが持ち出したことが判明しました。
警察に被害届を出しても、もう遺品は戻りませんでした。
いくらヘルパーといえども、所詮は他人です。
他人を自宅に入れるということの危険性を認識していないと身近な品を持ち出される等やりたい放題のことをされてしまうのです。
ですから、家の中に防犯カメラを設置したりする等の対策も必要となっています。
超単身社会においては、ヘルパーを利用する必要性が高まりますが、同時にそのヘルパーの本質を見抜くことも不可欠です。
ヘルパーに不審な動きがあるときは、事業所に連絡して、ヘルパーの交代を求めるのが得策です。
これからは、賢くヘルパーを利用する時代です。