■仏壇にも終活があります!
お墓に関することは、案外トラブルが多いということは知られていませんが、最近では仏壇に関する悩みを抱える方が増えています。
実家で一人暮らしをしていた方が亡くなった場合、遺品整理を行う際に、相続人が仏壇を引き取ればいいのですが、家が手狭であったりすると仏壇を持ってくることができないわけです。
そこで、仏壇を処分する必要性が出てくるわけです。
この仏壇を処分することを「仏壇じまい」といいます。
仏壇は、祭祀財産であり、魂がこもっているので、一般の粗大ごみと同じ取り扱いはできません。
必ず閉眼供養(魂抜き)をしましょう。
檀家であれば、お寺が処分してくれることもありますので、お寺に相談してみるのもいいと思います。
仏壇のみならず、位牌も複数あるとその処分も困りますが、一つの位牌にまとめることも可能です。
位牌も仏壇同様に閉眼供養を行います。
最近では、仏壇処理や位牌処理等を行う仏壇じまい業者が出てきています。
単なる遺品整理業者では、仏壇じまいまではできませんので、専門的な業者に依頼しましょう。
中には悪徳業者もいますので、依頼する前に必ず見積書を取りましょう。
仏壇じまい業者は、住職を手配して、魂抜きや閉眼供養(お性根抜き)等を行います。
位牌に関しては、お寺が一時預かりや永代供養をしてくれるケースもあります。
永代供養の場合は、何年間か預かったのちにお焚き上げとなります。
これから一人暮らしの高齢者が増える中で、仏壇じまいに関するニーズも増えてくると思います。
そんなときには、どのように処分したらいいのか、見当もつかない方もいると思います。
仏壇の処分で困ったときには、お寺や終活の専門家に聞いてみるのが最善の策と思います。