■無縁社会から脱却するためには、コミュニティが持つ力で新たな縁を築きましょう!
「無縁社会」という言葉が出てきて、数年経過しました。
無縁社会というキーワードが誰とも話すことも関わることもなく、日々を送る人が多数いることを教えてくれました。
世の中には、孤独な方がたくさんいます。
そして孤独であるがゆえに誰かに助けを求めたりすることもできずにいるわけです。
そんな中、そのような無縁社会から脱却しようという動きが出てきました。
以前、NHKの番組で取り上げられていたのが、「創縁社会」です。
これは、無縁社会と対語にあたります。
ここでいう創縁社会とは、高齢者、障がい者、乳幼児を分け隔てなくみんなで一緒にサポートしていくシステムです。
通常、高齢者ならデイサービスや老人ホーム、障がい者ならデイサービスや障がい者施設、乳幼児なら保育所と分けられてしまいます。
しかし、この創縁社会では、高齢者、障がい者、乳幼児それぞれが交流できる点がメリットです。
特に乳幼児がいることで、目を輝かす高齢者も障がい者もいました。
高齢者、障がい者、乳幼児とスタッフの間でひとつのコミュニティが形成されることこそ、この創縁社会の意義であると思います。
つまり、自分自身の居場所ができるということなのです。
このように今まで接する機会のなかった者同士の交流というのも新たな生きがいや希望を与えるものなのでしょう。
ぜひとも、そのような活動をする方が増えていくことを願います。
無縁社会から創縁社会へと世の中が変われば、超高齢社会も怖くなくなっていくでしょう。