行政書士FP武井事務所

遺失届とは

遺失届とは

■貴重品を紛失したときは、すぐに警察署へ届出をしてください!

先日、50代の男性から、ご相談をいただきました。

ズボンのポケットにしまっていた運転免許証を入れたケースが家に帰ってきてから、見つからなくなったということ。

近所のコンビニに車で買い物に行った後に気が付いたそうです。

そのコンビニにも連絡したそうですが、やはり見つからないけど、どうしたらいいのかと困り果てた様子でした。

当方からは、「運転は絶対にしてはいけません。まず、警察署に遺失届を出してください。」とアドバイスしました。

遺失届とは、携帯電話やマイナンバーカード、キャッシュカード、クレジットカード、預金通帳、運転免許証等の貴重品を落としたり、忘れたりしたときに、紛失した本人に連絡が届くようにしておく届出のことです。

なお、自宅や勤務先の会社、海外で紛失した場合は対象外です。

遺失届は、紛失した場所を管轄する警察署に提出してください。

遺失届を提出する際には、紛失した日時や場所を記入します。

また、紛失したものの色や形も記入します。

遺失届を提出することにより、紛失したものが、見つかった場合は、連絡が来ますが、遺失届を出しても、警察が捜索をしてくれるわけではありません。

ですから、見つからないケースの方が多いのです。

1.携帯電話

携帯電話を紛失した場合は、警察署から携帯電話会社等へ連絡し、携帯電話会社等から契約者へ届いている旨の通知をします。

2.キャッシュカード、クレジットカード、預金通帳

キャッシュカード、クレジットカード、預金通帳を紛失した場合は、契約銀行や契約会社に連絡し、利用停止措置を講じてください。

3.運転免許証

運転免許証を紛失した場合は、再交付の手続を行うことになります。

再交付の手続は、各都道府県の運転免許センターに行って、手続を行います。

この相談者も運転免許センターに行って再交付を受けたそうです。

なお、更新の手続が近づいている場合は、再交付と更新を同時に行うこともできます。

運転免許証を持ち歩くことは紛失する可能性もありますので、できるだけ車の中に保管しておくことが賢明です。

運転免許証を身分証明書代わりに提示する方も多いですが、運転免許証以外のもので本人確認ができるものがあれば、それを持参して提示する方がよろしいかと思います。

貴重品を持ち歩くときは、細心の注意が必要です。

万が一、紛失したときの対応も心掛けておくと、安心です。